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HiMERU
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しかし、そのしかめっ面も束の間。
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燐「…焦ってんな」
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「あいつ」と。
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俺の手からドリンクボトルを受け取った天城。
それにひとくち、口を付け
顎でAさんの方を指し示した。
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Hi「…………、」
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そちらをジッと見つめてから、俺もひとこと。
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Hi「確かに、少し普段よりも落ち着きのないようには感じますね」
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Hi「ですが、本番前最後のリハーサル」
Hi「あの熱量になるのは普通でしょう」
Hi「ましてや、彼女は当日不在です」
Hi「融通の効くチャンスは、今しかないのですから」
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俺は軽く自分の前髪を払い、
天城から離れ、桜河と椎名の和に加わった。
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椎「HiMERUくんは相変わらず涼しい顔してるっすね〜」
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なんて。
呑気なことを言った椎名の表情が一変。
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椎「あぁっ、ちょっとぉ！」
椎「燐音くんっ…！？」
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何かに気付いた様子で、天城を呼ぶ。
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それに釣られて、視線を向けると、
ステージの縁に片手をついた天城が、
そのままステージから飛び降りているではないか。
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椎「まだリハーサル中なのに、どこに行くつもりなんすか〜！」
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桜「トイレちゃうんか？」
Hi「…………、」
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いや、あれは……。
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首を傾げる桜河に対し、
俺は心の中で返事をする。
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椎「…えっ」
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椎「姐さんのところ…に、行っちゃったじゃないっすかっ」
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代わりに椎名が、ボソッと呟いた。
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じまさき(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!そちらの方とあとはぷらいべったーでの更新も考えていますので、お待ちいただければ幸いです* (2022年11月12日 0時) (
レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - また私の我儘になってはしまうんですが、make love（？）の方も書いて頂けたらと思います！何度もすいません🙇♀️ (2022年10月11日 23時) (レス) @page47 id: 46b0df9146 (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます。完結後のその後のエピソードは書きたいなとは考えているので、実現させたいと思います…!貴重なご意見ありがとうございます* (2022年10月11日 23時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️このお話が完結したらこのお話の番外編みたいなのが読みたいなと思っています。私の我儘ですがじまさきさんがよければお話しを作っていただきたいです。 (2022年10月2日 0時) (レス) @page45 id: 46b0df9146 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じまさき | 作成日時：2022年6月12日 23時
