【あんスタ】誠に僭越ですが！！《七種茨》（５）

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YOU







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「…何事もないといいんだけど、」








あ「Aさんがいるんです、大丈夫ですよ！」









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小さくため息を吐く私に対し


嬉しいことを言ってくれるあんずちゃん。









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あ「でも、どうかしたんですか？」








あ「最初の打ち合わせの時はすごく機嫌良く天祥院先輩と話されてたじゃないですか？」








あ「あ、別に普段のAさんが天祥院先輩と話す時に機嫌が悪いとかではなくて…！」









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「…いや、確かにあの時の私は機嫌良かったよ。」









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あんずちゃんのいう打ち合わせの時の

自分を思い出して、私は苦笑い。









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ESオリジナルのネット配信番組の


メインパーソナリティを


ALKALOIDとCrazy:Bが務めるという件は、


あれからトントン拍子で話が進んでいき


あっという間に、今日はその初回の収録。









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双方のユニットには


もちろん通達済みだけど


私たちP機関が主な準備を整え、


出演者側が全員揃うのは


実は今日が初めてだった。









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Crazy:Bに対しなかなか


満足の行く仕事を取れなくて、


不完全燃焼気味だった私にとっては、


この案件は本当にありがたくて嬉しくて。









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収録自体も楽しみにしてはいたけども。









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あ「何か、気に掛かることが？」








「気に掛かるというか、何というか…」









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あんずちゃんは不思議そうに


私に向かって首を傾げる。









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そんな私は、ふと


頭の中で回想を始めた。









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