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IBARA
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全体レッスンを終え、
パパッと、片付けと身支度を整えて。
さり気なく、閣下と殿下のお見送りを
ジュンに押し付けた。
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七「お待たせして申し訳ございません…！」
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待ち合わせのレスティングルームに向かうと
窓際のくつろぎスペースで
ぼんやりと景色を眺めるAさんがいた。
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「ううん、大丈夫」
「大して待ってないよ」
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待ち合わせの常套句のやり取りをしながら、
ふたりでエレベーターに乗り込んだ。
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「レッスンどうだった？」
七「申し分なく、すこぶる快調でありました！」
「そっかそっか」
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エントランス直通のエレベーターは
あっという間に最下へ到達。
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すると、Aさん
俺が開閉ボタンを操作しようと
壁面に手を伸ばそうとするのを呼び止める。
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「…ちょっと待って、」
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七「はい？」
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何かと思えば、俺の首元に
手を伸ばしてくるではないか。
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えっ！？
何て大胆な…！？
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と、脳内が一瞬興奮したのも束の間。
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「はい、これでよし」
七「あ…。」
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急いで身支度を整えてきたため
乱暴に巻き付けた俺のマフラーの捻れが
気に入らなかっただけらしい。
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「…何？」
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七「い、いえ、別に…」
七「ただ、近頃ガードが緩くなったといいますか何といいますか…」
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「もっとガチガチの方がいい？」
七「とんでもない…！」
七「むしろ自分は今晩ご自宅に伺いたいくらいですよ！」
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「それはダメでしょ」と、
Aさんはクスリと笑った。
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kazu-mochi(プロフ) - じまさきさん» 元はといえば私の我が儘なので！こちらこそ申し訳ありません。これからも応援してます(*^-^*) (2021年1月25日 18時) (
レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - VALSHEさん» はじめまして、コメントありがとうございます！そうなんですね…！零くんなら短編の方を、本編でしたらこれからHiMERUくんにも活躍してもらおうと思っているところですので、これからもご覧頂ければと思います(^^)嬉しいお言葉、ありがとうございます◎ (2021年1月24日 19時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
じまさき(プロフ) - kazu-mochiさん» ゲーム自体は初期配信からやっています(^^)ただ、すみません。こちらではお話のコミュニティを主にしたいと思っているので、申し訳ありません。 (2021年1月24日 19時) (レス) id: 01dc0f93ee (このIDを非表示/違反報告)
VALSHE(プロフ) - 初コメ失礼致します。最近じまさき様の作品を知りまして、今回の話まで一気に読ませて頂きました！あんスタは初期からやってて最推しが零、2推しがHiMERUなので読む度にニヤニヤしてます(笑)これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2021年1月21日 18時) (レス) id: c2ab4ac1ed (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - じまさきさん» お優しい言葉ありがとうございます！じまさきさんはいつからあんスタをやっているのですか？ゲームに関しての知識がほぼ無いものでして…もし宜しければボードで色々教えて下さると嬉しいです！ (2021年1月8日 10時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じまさき | 作成日時：2021年1月6日 18時
