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YOU
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「天城くん…何したの?」
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Hi「窃盗です」
桜「燐音はん、HiMERUはんのスマホを盗りよったんじゃ」
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私が天城くんに対し首を傾げると、
HiMERUくんと桜河くんが我先にと答えた。
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燐「パクってねーよ」
燐「“面白ぇ画像”をメルメルが持ってやがったから、」
燐「ちょーっと拝借しただけだっつーの」
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「ほらよ」と天城くんは
紫色のケースのスマホをHiMERUくんに
向かって放り投げる。
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燐「後で俺っちに送っとけよ〜?」
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Hi「…………、」
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燐「あ、そうそう!おねーさん…!」
「…何?」
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フンとHiMERUくんが鼻を鳴らし
無視をすると、
天城くんが私の肩に手を添えてきた。
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すると。
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Hi「…わかりましたよっ」
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小さく舌打ちをしたHiMERUくんが
天城くんを睨みつけながらそう言って。
天城くんは満足そうな表情で
私の肩から手を退けた。
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「…?」
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何がわかったのか。
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スマートなHiMERUくんが
あんな風な態度を取るなんて、
ちょっと気にはなったけど。
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でも、男の子同士の会話だし、
私はあまり深入りするつもりもなかった。
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作者名:じまさき | 作成日時:2020年10月18日 16時