[刀剣乱舞]ブラック本丸に行ったら竜に好かれた

龍が19匹 ページ19

｢三日月さんにあそこまで言える審神者は初めて見たし、それに清光が久しぶりに｢気になる｣って言ったんだ。｣

少し照れくさそうにこちらを見ながら話す安定に
これと言って恐怖心も湧かないし、どちらかと言うと
信用していい分類だと、直感で思った。

｢加州清光は今どこに？｣
｢新撰組の部屋。長曽祢さんと和泉守、堀川が
折れてからはずっとその部屋に居るよ。｣

表情をコロコロ変える安定は、最後には悲しそうな
顔をして縁側から去っていった。加州清光には近々
会いに行かないと行けない。しかし、その前にまた鶴丸国永みたいな刀が来るかも分からない…
うーん、と考えていると、ふっ、と影が差し込んできたので顔を上げる

｢何かお悩みですか、主殿｣
｢蜻蛉切！……いや、また刺客がこないかと｣
｢なら護衛を付ければいい｣

大倶利伽羅はそう言って立ち上がると刀を持って自室へと帰っていった。蜻蛉切も苦笑いして、私の隣に腰掛ける。護衛か……五虎退をつれるのは、あの子に危険が及ぶから無しにしたいが、本人が聞いたら泣きそう…

｢護衛は日替わり制に致した方がいいかと。｣
｢あら、意外。｣
｢そうでしょうか？それぞれの刀で直して欲しい刀剣は違いますから｣

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