朝日第一オカルト部っ！苦労人の章 (ページ3)

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さんっ！ページ3

放課後

今日は部活開きだ。

なぜ部室に入ってすぐに部長の奇行を見なければならないのか。

私は今、それが不思議で仕方ない。

妖怪？のコスプレをして、くねくねと可笑しな踊りをしている。

気持ち悪っ

「何してんの。馬鹿なの」

「疑問系ですらない！」

「上城なんで止めないの」

呆れつつ尋ねると、

「止めれると思うか？」

達観した表情で答えられた。

「…なんかごめん」

「無視はよくないよ！！」

耐えきれない、とでも言いたげに如月はいう。

パタパタとかけてくる音がすると、扉が開かれた。

「ごめん、ちょっと遅れ…

なんかあったの？」

糸谷順応早いな。

「みんなが無視するの！」

「あー、うん」

困ったように曖昧にうなづいた。

「冷たい！」

「で、どうかしたの？」

おぅ、見事なスルー。

「如月が気持ち悪いんだよね」

「えっと、あの変な白塗りのこと？」

「本人は塗り壁の格好だって言ってた」

三人はテンポ良く言葉を交わしていく。

「何処からどう見ても塗り壁でしょ！」

如月はくわっ！と効果音がしそうな勢いで言い放つ。

顔の白塗りに変なシワが入ってちょっと面白い。

「あの踊りは？」

「宇宙人を呼ぶ踊り！この前テレビで見た！」

「一昨日の宇宙人特集だと思う。見せなきゃ良かった」

上城は眉間を抑えため息を吐く。

ストレスで胃に穴が開くんじゃないか。

「ということでみんなでやろう！」

満面の笑みでいう如月。

「「「誰がやるか！」」」

ピタリと揃った声が部室棟に響いた。

どうしようもない馬鹿ってどうしたらいいんだろうね…