あたおかほっとけーきの文才成長記録１

不思議な子 ページ25

りんside

Aは中1の頃から何度か廊下で見かけたことがあった

その頃からAは、独特な雰囲気を放っていた。
顔が整ってるから余計にそう感じたのかもしれない。

中2でクラス替えをして、Aと初めて同じクラスになった。

相変わらず、不思議な雰囲気を放っていた。
あまり積極的に話そうとしなくて、クラスで孤立していた。

人と話すのが苦手なのかなって思ってた
表情とかもほとんど変わらないし。

でも、実際のAは思っていたのと全然違った。
結構、暇な時Aをみてたりしてたんだけど

授業中、眠いらしく、時々頭がカクンッって傾いたり

ずっと窓の外を見てると思ったら、ふいに笑顔になったり

本を読んでいる時、主人公の気持ちになっているのか、ころころ表情が変わったり……

不思議な子だなって思った。


席替えで隣の席になって、初めてAと話した。
おどおどするかなって思ったら全然そんなことなかった。むしろ他の奴より話しやすい。

そしてすぐに親友になった。

Aは、かまちょでウザがれやすい俺の相手をいつもしてくれた

でもお昼休みの時、Aは1人で勝手にどっか行っちゃうこともあったり
そうかと思ったら、移動教室一緒に行こ。って誘ってくれたり……

すごくマイペースなんだなってことも、親友になって初めて知った。


ほら、今日も


り「ん？どうした？」

『え、なんで？』

り「急に変な方向向いたから」

『あー、特に理由はないよ。なんとなく、そこを見ただけ』


……………俺の親友は今日も相変わらず不思議だ。

るぅとくんすこ→←喉…死ぬ…

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