82.猪は牙を剥き善逸は眠る ページ32
善逸「ア"ーーーッ(汚い高音)来ないでェ!!来ないでくれェ!!やめてーーーッ！！！」
我妻が正一と俺の手を引いて逃げ出す。って、は？何で俺の手まで引いてんだ…？
善逸「おおおお美味しくない!!きっと美味しくないよ俺真面目な話、この子は痩せこけてますしカスカスで不味いから！この赤毛の子は筋だらけで不味いから！」
鬼「ぐひ、ぐひ。喰ってみねぇとわかんねぇだろォ」
鬼の舌が俺たちに伸びてくる。それを避けると近くにあった水瓶を真っ二つに割ったのだ
善逸「何それ舌速ァ!!水瓶パカッて……ありえないんですけど!!」
俺と正一を抱き締めながら横に倒れる。襖を破いて部屋の中に入った
正一「善逸さん立って!!」
善逸「はあああ!!膝にきてる恐怖が八割膝に!!おおおお俺のことは置いて行け二人で逃げるんだ」
正一「そんなことできない」
『てか俺が戦えばいいだろ』
肋、滅茶苦茶痛いけど…
善逸(!!!!!!なんて良い子なんだ。こんな怯えた【音】になってるのに。それにAだって肋痛めてるんだろ？戦うなんて無茶なんだろ？俺が何とかしなくちゃ。俺が守ってあげないと可哀想だろ!!享年が一桁とかあんまりだぞ!!)
『我妻、立て！』
善逸(でも俺はすごく弱いんだよ、守ってあげられる力がないの。でも俺が守ってあげなきゃ…)
すると鬼が部屋に上がってきた
鬼「ぐひひっお前の脳髄を耳からぢゅるりと啜ってやるぞォ」
我妻が一度痙攣したかと思うと、そのまま倒れてしまった
正一「善逸さん！？善いっ…」
善逸「ぐぅ…」
寝てる…！？こんな状況で…！？
鬼「何だそいつはぐひゃは!!死ね!!」
鬼の舌が向かってくる
正一「わああああ!!善逸さん起きてよ!!」
『ｸｿｯ…ｯ』ｽﾞｷﾝｯ
痛みで刀を抜くのが遅くなった！間に合わな…
(ぶつん
俺の横にはいつの間にか鬼の舌が転がっていた
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帽子神(プロフ) - 睡眠＠テスト期間さん» 誤字の指摘ありがとうございます！直しておきますね！ (2019年11月16日 14時) (
レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
帽子神(プロフ) - 黒豆粉さん» コメントありがとうございます！続編は夜になるかと思いますが楽しみにしていてください！ (2019年11月16日 14時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠＠テスト期間(プロフ) - 続編の予告（？）のところに”十人鬼月”とありますが、”十二鬼月”ではないでしょうか…？ (2019年11月16日 13時) (レス) id: 199d721ed1 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - 続編近日公開ですか？うわあ！！むっちゃ楽しみです！！応援しています！！頑張ってください！！！ (2019年11月16日 9時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
帽子神(プロフ) - 原ひーさん» ごめんなさい！間違えてました！直します！ (2019年11月14日 18時) (レス) id: 45ceeb30e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：帽子神
| 作成日時：2019年11月4日 15時
