正反対の竈門兄妹2【鬼滅の刃】

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男の子「……うう……兄ちゃんの血の痕を辿ったんだ。怪我したから……」

!!怪我…じゃああの血の色はもしかしたら…

『安心しろ。俺達が悪いやつを倒して兄ちゃんを助けてやるからな』

女の子「ほんと？ほんとに…？」

『嗚呼、きっと…な？炭治郎』

炭治郎「ああ！(Aも優しいな…流石長女だ！)」

すると珍しく静かだった善逸が声をあげた

善逸「二人とも。なぁ、この音何なんだ？気持ち悪い音……ずっと聞こえる。鼓か？これ…」

炭治郎「音？音なんて……」

聞こえない。そう答えようとしたのだろうが、その瞬間ﾎﾟﾝと鼓の音が聞こえたのだ

数回鼓の音がしたかと思うと、二階の窓から白い服を着た男が落ちてきた

俺は全速力で男の真下へ向かい、男をキャッチした。男は深い傷を負っており、血だらけだった

女の子「キャーーーッ」

炭治郎「見るな!!」

『ｹﾞﾎｯ…おい、大丈夫か？確りしろ！』

まだ肺が完治してないから呼吸は使えないな…

炭治郎「A！その人は…？」

俺は軽く首を横に振った。この傷と出血量じゃ助からない…イヤ、ひとつだけあるが…逆に凍傷で死んでしまう

男「出ら…せっ…かく…あ…あ…出られ…たの…に…外に…出ら…れた…のに……死…ぬ…のか…？俺…死ぬ…の…か」

俺が氷で傷口を塞げば…体力さえあれば助かったかもしれないのに…！

申し訳なさで俺は男を抱き締めた

すると家の中から鬼の叫び声がした

鬼「ｸﾞｵｵｵｵｵｵｵｵ」

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾝ…と鼓の音と共に

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