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白石「そう言えば、さっきお弁当並んでた時、永瀬さん変なこと言ってましたけど…」
「え、なんか言うてた？」
会社のオープンスペースで横並びに座り、さっき買った弁当を食いながら話す。
白石「横暴な女って。」
「っ…、それ聞こえとったんか」
白石さんの問いに、思わず飲んでいたお茶を吹き出しそうになる。
白石「彼女さん…、ですか？」
「いや、ちゃうよ。」
俺の回答を聞くと、一気に声色が明るくなる。
白石「そうなんですねっ！永瀬さん、すごいモテるから、絶対に彼女いるんだと思ってました。」
「モテへんよ、全然。」
白石「そんなことないです。永瀬さんが気づいてないだけ、ですよ。」
白石「女子社員の中では、憧れの的ですよ。」
「へっ、そんな感じなん？全然やのに。」
不特定多数からの好意なんていらんのに。
俺が欲しいんは、何なんやろ。
白石「…でもっ、彼女さんいないなら」
「？」
白石「…立候補してもいいですか？もっと永瀬さんと仲良くなりたいです。」
白石さんが小さな声で呟く。
今まで仕事でしか関わってこんかったけど、同僚たちは白石さんが入ってきたときから『白石ちゃんは天使みたいで可愛い』って言っとったのを思い出した。
思ったよりも積極的な彼女で、でも言葉とは裏腹に耳を真っ赤にして少し小さくなる彼女を、俺も少しだけ可愛いと思った。
「…友達から、な？」
何十年経っても変わらない関係に最近苛立ちを覚えていたからか、思ってもみない言葉が出てくる。
「俺も白石さんのこと全然知らんし。」
白石「断られなくて嬉しいですっ。」
「断らんよ。さ、午後も頑張ろうな？」
白石「はいっ！すごいやる気出てきました！」
そう言ってまた子犬のように、今度は俺の横を歩く白石さん。
俺も、いい加減踏み出さなあかんかな。
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ソナ(プロフ) - 更新心待ちにしておりました。タコパはどんな展開になるのでしょうか。更新大変でしょうが頑張ってくださいね。 (2019年11月8日 22時) (
レス) id: cd06783b2c (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しく拝見してます。遠回りしても廉くんにもどること祈ります。これからも更新頑張ってください。 (2019年11月8日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ソナさん» なかなか更新できていなくてーすみません;;; 波乱のタコパになるのか、のほほん楽しいタコパになるのか、、、乞うご期待頂けたらと思います！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - かぽるんさん» 返信が遅くなってすみません;オチはまだ決まっていません！岸くんが完璧な彼氏という立ち位置からどうなるのか、、、お楽しみにして頂けたらと思います！笑 (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - えれなさん» コメントありがとうございます！なかなか廉くんと展開しなくてモヤモヤするかもしれませんが、これからも楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2019年9月13日 7時
