日記__入団１日目。 ページ4
私はいつも通り街を歩いていた。
ただ平凡で、退屈な街を。
私は小さな小道や路地を好んで歩く。
何故か。...それは落ち着くからだ。
大通りは息苦しい。だって、
街行く人達がせかせかと
歩いていくから。
私にはわからない。
どうしてそんなに皆イライラしてるのか
どうして子供達の集団の中で独りぼっちの子が居るのか
どうして友達と他人の悪口をよくもそんなに淡々と言えるのか
あぁ、私には世界が見えてない
だけなのかもしれない。
__誰か、教えて__
心の中でそんな声がした気がした。
私が暗い顔をして路地を歩いていた時。
ある建物から楽しげな声がした。
(...何だろう。とても気になるな。)
私は扉の前で足を止めた。
扉には「名も無き組織。団員募集中。」
などと記されたボードが掛けられている
扉の向こうから聞こえてくるのは
やはり楽しげな男女の声。
(良いなぁ...私にもそんな場所が欲しい...そういえば、Uちゃんもこういう所に
入ったって言ってたっけ...?)
親友が言っていた事を思い出す。
良いなと思っていた。
正直羨ましかったんだ。
今ではずっと寂しくて、よく
親友が相談に乗ってくれている。
でももう心配もさせたくなかった。
あの人みたいになりたいと思ったんだ。
__ねぇお父さん...私に幸せになる
権利はあるの__?
昔、こんな事をお父さんに
聞いたことがあった。
その時お父さん、何て答えたんだっけ。
懐かしいあの低い声は何と答えただろう
もう思い出す事のないその答え
だけどね...お父さん
私は幸せになりたいんだ...
お父さんなら、分かってくれるよね?
私はそっとドアノブをひねり、
重心を前にして扉を押す。
お菓子の甘い香りが私に漂ってきた
その瞬間、その団員らしき人達の
真ん中に立っている人が私に向かって、
「ようこそ!私達の名も無き組織へ!」
と笑顔で言った。
きっとこの日の事は頭から
ずっと離れないだろう。
だって、こんな一度に
素敵な出来事が起きる訳ない。
こんな私にはこれからちょっと先に
起こる事なんて当然知る由もないだろう。
言葉
忘れないで
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琳桜 - スモーキーさん» そしてスモーキーさん！病気、頑張って治してください！心の底から応援しております。こちらこそありがとうございました！ (2018年2月12日 22時) (
レス) id: b1db9d5830 (このIDを非表示/違反報告)
琳桜 - なつめ!さん» まずナツメちゃん！いつまでもその笑顔を絶やさないでね！また、お話出来るといいな。本当に、今までありがとう。 (2018年2月12日 22時) (レス) id: b1db9d5830 (このIDを非表示/違反報告)
琳桜 - 二人共コメントありがとう！最後まで待ってみたけれど他には来ないみたいだったから、物凄く遅くなったけど返信だよ。 (2018年2月12日 22時) (レス) id: b1db9d5830 (このIDを非表示/違反報告)
スモーキー - りんりんんんんんん(´；ω；｀)うん、身体に気をつける。ちゃんと病気治す。それが私とりんりんの約束♪ 大人になっても絶対忘れないよ。ありがとう！ (2017年11月6日 17時) (レス) id: 7d32524519 (このIDを非表示/違反報告)
なつめ! - ほんまにありがとう。ありがとう。大好きやで。ほんまに大好き。りんりんずっと大好き。これから喋れないのはめちゃさみしいけど辛い時は戻ってこい！ウチが抱きしめたるから!! (2017年11月6日 14時) (レス) id: eb15b348f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳桜 | 作成日時：2017年8月23日 9時
