tragedy 46 ページ46
これが?
私はじっと地図を見てみたが全然星になりそうな部分はなかった。
すると小塚君がみんなの方を見て言った。
「ねぇ、みんな。これ見てよ。」
「小塚、どうしたんだ。」
若武達が地図の周りに集まってきた。
「これさ、アーヤが書いた線のように一回目の爆破から順に線で爆破現場を結んでいくと星の形にならない?」
小塚君は細長い指でゆっくりと私が書いた線をなぞる。
そして四回目のショッピングモールのところまで来ると指を止めた。
「そしてこの四回目の爆破の次は五回目に線が繋がってる。この三本の線は同じ長さでこの三角は全部同じ角度だから五回目の爆破現場は…」
小塚君は私が持っていた定規でそれぞれの線の長さと角の大きさを測ってある場所に指で示した。
「多分、ここが五回目の爆破現場になるかもしれない。」
小塚君が指さしたのは丁度水族館がある場所だった。
「よし!じゃあ、ここに行こう!!」
すると忍がそれを止めた。
「若武、もう行っても間に合わないって。」
「どうしてだよ!」
「だってほら。」
すると忍はさっきのヒント3が書かれている手紙の裏を私達に見せた。
そこにはこう書かれていた。
次なる爆破は長針が12を示し、短針との間が150度になる瞬間
「これってつまり、七時丁度ってことだろ?もう過ぎたぞ。」
私は壁にかかっている時計を見るともう七時はとっくに過ぎていた。
ここから水族館まで距離は相当あるから爆破音が聞こえなくて、気づかなかったんだろう。
「それよりもっと優先すべきことがあるんじゃないのか?」
上杉君の瞳の奥に光を放っていた。
「この星の丁度真ん中を見てみろ。どこだかお前ら全員わかるよな。」
私はこの星の真ん中を見てみると驚くべきところだった。
その場所を見た瞬間上杉君が言った。
「星の真ん中の爆破は俺達へのとっておきのプレゼントってことはサンタは俺達に爆破時刻を教えないつもりだ。早くしねーと立花の家が吹っ飛ぶぞ。」
そう、星の真ん中は丁度私の家の場所だった。
「おい小塚、お前爆破処理ってできるか?」
「うん、できるよ。」
「じゃあ、小塚はお前が持ってる爆破処理に使う道具を持ってからアーヤの家に来い!あとの全員はすぐにアーヤの家に行って周りにいる人、近所の住人を避難させてアーヤは家の中にいる家族を全員外に出させとけ!」
私達は頷き、若武の家を出て、私の家に向かった。
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名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 来てくれるの!?めっちゃ嬉しい、ありがとう! (2019年3月8日 20時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» こちらこそよろしく!話すんだったらボードで話さない?占ツクって一応チャット禁止だからさ。私がなものボード行こっか? (2019年3月5日 8時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» ありがとう!みふぅ!これからよろしくね! (2019年3月5日 6時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
みふぅ(プロフ) - 名も無きバカさん» 返事遅れてすみません!タメ口でいいですよ!じゃあ、なもって呼びます! (2019年3月5日 1時) (レス) id: 0702c7935e (このIDを非表示/違反報告)
名も無きバカ(プロフ) - みふぅさん» 友達申請許可していただいてありがとうございます!早速ですが、タメ口で話しませんか?私の事は『なも』と呼んでください!返信待ってます。 (2019年2月23日 21時) (レス) id: 6634ee4894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロンY | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/makaronny21/?w=1
作成日時:2018年12月25日 6時