条野さん家の住み込みメイド２

土曜日の夕方のメイドさん（グロいので注意！） ページ10

PM5：30＿＿




『い”ｯ•••あ”ぁ”ぁ”•••！！』




左腕が無い？！•••切られたｯ！！


痛い、痛い、血が止まらない。
頭がすごいクラクラする。右手で銃を構えても震えている。中々定まらない。




「あぁ！俺の可愛い可愛い彼女ちゃんが俺の為に腐りかけてた左腕を直してくれたんだね！」



佐崎は元々あった腕をボトリと落とすと、私の左腕をグチャッと嵌めた。


『わ、たしの腕か。其れは•••ｺﾞﾌｧｯ•••!!!』

「あぁ〜あ。無理に喋るから血を吐いちゃうんだよ？
　にしてもこの左腕、すっごく僕にピッタリだよ！！さすが俺の彼女ちゃん♡」



『きっしょ•••』




すると佐崎は冷たい目で私を見た。

「君さ、口の利き方を指摘された事あるんじゃないの？今、どっちが有利か分かってるよね？

　少しぐらい媚びを振り撒いとけば生きれるかもしれないのに。」





媚び？んなのやる訳ねぇだろがボケ。
そんなのしたら条野さんが怒るに決まってんだろうが！！

てか語尾に♡を付けんな気持ち悪い。惚気話は他所でやれ。



『悪いけど、お前みたいなブスに媚びを振り撒いて顔に泥を塗りたく無いんでね。』



そして私は段々意識がハッキリしてきた処で佐崎の頭を狙って撃ったが、

何故か防がれた。



『？！頭だけは防御されないんじゃ•••』





「え？あぁ！君が受けた攻撃の僕の異能を解説してなかったね！教えてあげるよ！！


　僕の異能は”多重人格”。元々彼女の異能だったんだけどね、心臓が彼女のだから、僕が扱ってるんだ！
　其れから、さっき行ってもらった空間は、僕の身体を修復させる為の様なものだよ！

　さっきの記憶の空間を見る代わりに、代償として身体の一部を払ってもらうんだ。
　それで僕の頭を撃っても防がれたのは、しばらく修復するとねぇ、頭が一時的に防御される。
　

　まぁ、こっからが僕のお楽しみだよ。実は＿＿



















　
　身体の一部を払ってもらうと別の人格が作られるんだよねぇ•••」







佐崎はニヤリと不敵に笑った。



『別の人格？•••っ！！』



一瞬、頭がグワンとした。


”かーわって！私、外に出てみたいのー！！”





誰？感じからして幼い気がする。

”ねぇー変わってよ〜！！私外に出てみたぁーい！！！”
”ちょっと何で変わってくれないの？別に変わってくれたって良いじゃん！！”



黙れ、黙れ、

『黙れ！！！』





「意外と自我が強いお方だなぁ•••」

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