2.水曜日の昼のメイドさん3 ページ41
PM12:40__
『中、也?••••何してるの?てか条野さんと何の関係がッ”!!!』
更に地面に強く押し付けられる。
骨がギリっと鳴る様に。
「•••
猟犬だけど、其れが如何かしたのだろうか•••
「彼奴は猟犬に所属してやがる。しかも尋問の達人とか云うじゃァねェか。
Aが彼奴に大切にされてんのも、テメェが元マフィア幹部だったから何か情報を持っていると
思って側に置いているだけだ。」
『私、条野さんから情報を吐けって言われた覚えは無いよ?』
私が真面目に答えると、中也は笑い出した。
「•••ハハハッ!!ンじゃあ、体が目当てなのかもしれねぇなぁ??」
『ッッッ?!•••』
”条野さんはそんな人じゃない”と云う言葉を私は飲み込んだ。
条野さんは私の体目当て?いや、違う筈・・・。
でもそうだとしたら?私は一体何の為にメイド服を着てまで??やらなくちゃいけない???
〜〜〜〜〜〜
「Aさん、好きです。愛してます。何時も私を起こしに来てくれたり、美味しいご飯を作ってくれたり
と感謝してます。それから少し口が悪いところもあったり、冷たい言葉を放つ事がありますが、
根は優しく、強い、そんな天照さんが私は大好きです。」
〜〜〜〜〜〜〜〜
•••あれは多分、嘘では無いと信じたいと思っている自分がいる。
「何も言えなくなったかァ?」
だから___
『•••••条野さんはそんな人じゃない!!!』
「羅生門!!」
「わっ!!!」
『え???』
何と芥川君が会話に入り込んで、中也と私を引き剥がした。
そして、
「悪霊退散!!!」
中也に向かって塩と水を掛けた。
「うッ何すンだよ?!ってA、何でそんな格好をしてるんだ•••?」
中也は私を指差した。今、私の格好は釦が3つ程取れている状態だ。
『中也のせいだよ!!!!酒を飲み過ぎて酔ったの忘れたの?!!』
「•••中原さん、もう少し周りを見ていただければと。地面にヒビが入っています。」
「あっ、わ、悪ィ•••」
『•••••(ドン引き)』
もう酔った中也には2度と近づかないと云う事を心にしっかりと刻んだ。
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マカロン(プロフ) - りりり ( ´・ω・)(・ω・` )さん» こちらこそこの作品を読んでくださり有り難う御座います!これからも無理はしない様に更新頑張ります!! (2023年3月29日 1時) (レス) id: 257ffb0b71 (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - シリアスやギャグまで、一つの作品にこんなにも魅力が…!!と思いながら見てました笑改めてイベント参加ありがとうございました!!これからもご自分のペースで無理なく頑張ってください!! (2023年3月29日 0時) (レス) id: beb23b30a9 (このIDを非表示/違反報告)
りりり ( ´・ω・)(・ω・` )(プロフ) - マカロンさんイベント参加ありがとうございました〜!! 面白くて一気に読んじゃいました…!! 猟犬の話だけどポートマフィアとか太宰さんが出てきたり文スト民からしたら最高ですね…!! (2023年3月29日 0時) (レス) id: beb23b30a9 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - あ、すみません!!私も用事に行っている途中で気づきました•••ご指摘ありがとう御座います。直します••• (2023年3月26日 20時) (レス) id: 257ffb0b71 (このIDを非表示/違反報告)
水彩さん(プロフ) - すいません、「ホルモン漬け」ではなく、「ホルマリン漬け」じゃないでしょうか……? (2023年3月24日 9時) (レス) id: 4cafde4cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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