条野さん家の住み込みメイド２

２.火曜日の朝のメイドさん ページ29

AM7：00＿＿＿





『＿＿＿え、私が条野様の顔をビンタした、と？••••』


「そうです。其れで私の頬が綺麗な紅葉みたいになってるんですよ！！」

『なんかすみませんでした。』






嘘やろ。私が条野さんをビンタ？そんな事、私がする筈がn•••いや、殴った事はあったな。


だが、其れは私が嫌な事をされた時に殴るだけだ。条野さんがビンタを喰らったと云う事は••••



『何か私に変な事でもするつもりだったんですか？』

「いえ、そんな事はありませんよ。(汗)」

『そうですか•••』





何か怪しいなぁ〜？？？
まぁ、やったとしても結果はこうだからどうでも良い！！！
フハハハハ！！


「Aさん、今日の弁当って何ですか？」


『え”っあ、そうですねー、適当な弁当です！』

「•••見ても宜しいですか？」




『あｯｲﾔｯえぇっと〜その時のお、お楽しみで！！！』





ヤベェ。最近、条野さんに嫌がらせ弁当をしていたからか疑われている。
そして私は懲りずに今も市販の羊羹を詰めて、醤油を掛けているのだが。


「Aさん、心音が乱れていますよ？何か疾しい事でもあるのですか？？」

『••••(汗)』


「へぇ•••ご主人様である私に隠し事とはいけないメイドですね。
　さぁ、Aさんの後ろにある弁当を見せてください。」





『だ、ダメ、です！！！(こんな処で嫌がらせ弁当を終わらせてたまるかよ！！)』


「あ、そう云えばAさんの大切な漫画が破れていましたよ。(嘘ですけど。)」


『はぁ！？！』






私は急いで階段の所まで来た。


って待てよ？今離れたら条野さんはあの弁当の中身を••••
ヤバい、ヤバい、マジで終わったァァァ！！





そして肩にポンと手を置かれる。


「•••昨日とは立場が違いますね。覚悟はできていますかAさん？？？？？」

『••••(汗)』




条野さんの手には羊羹に醤油が掛けられている弁当があった。


「•••••••作り直してくれますよね？ん？？？？？」



ギリっと条野さんは力を込める。



『は、はいｯ！！直ちに作り直します！！！(汗)』


「あ、ちなみに弁当の中にミニ唐揚げを入れて欲しいです。」

『分かりました••••』



結局作り直すことになってしまうのだった•••。







ーーーーーーー

文スト5期公式サイト見たら、鐡腸さんの漢字が”鐡腸”ではなく”鉄腸”になってました•••
でも、漫画では”鐡腸”でしたよね？•••

２.火曜日の昼のメイドさん→←２.月曜日の夜のメイドさん４

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す