条野さん家の住み込みメイド２

２.月曜日の夜のメイドさん４ ページ28

PM9：45




条野side





Aさんは私が抱き着くのをやめてくれない事から諦めたのか、寝てしまった。



だが、あの時は本当に危なかった。殺されるかと思った。



改めて自分の異能力に感謝してしまう程だ。
もし、Aさんが異能力を持っていたら人生終了していたかもしれない。





そして私はAさんの顔を覗き込んだ。

Aさんは静かに寝息を立てて寝ていた。
•••意外と寝てる顔の時は子供っぽい顔をするんですね。



『•••ぶっ•••殺す••••』

「え？？？」




私は急いで異能を発動して距離を取ろうとしたが、Aさんのパンチはいつまで経っても
来ない感じだった。


「•••••••ハァｧｧｧｧ••••寝言ですか。」

『んん••••殺す、ぶっ殺す、潰す•••シネ。』

「•••••••」






しかし、寝言とは言え怖すぎる。最後、”シネ”と言いましたよね？！
一体Aさんはどんな夢を見ているのでしょうか••••
ですが、そんな言葉を発せられるのも流石元マフィア幹部。少々口が悪い。だが、そんな処も愛らしいｯｯ!!!!!!






私はAさんの額にまた接吻をしようとし、顔を近づけると••••




「痛”ｯｯｯｯ！！！！！」




Aさんに足を蹴られた。




••••て、テイク２？です•••!!!









そしてまた額に接吻をしようとした時だった。



ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧｧｧﾝ!!!!!!!

「い”ｯｯｯｯｯｯｯだ”ぁ”ぁ”ぁ”•••！！(泣)」




Aさんに平手打ちを喰らった。


•••やっぱり起きてません？？？？


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

翌日、

AM6：00＿＿




『んん•••条野様、起きてくださ••••は？？？？
　え、ちょっとその顔どうしたんですかwww誰かにビンタされたんですかwww』




「貴方のせいですよ！！！！」

『え？私、何かしましたっけ？？？』



「•••••••」



本人は何をしたのか覚えていない様だった。










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最近、条野さんが可愛くなってしまってきている••••！
早くあのカッコいい条野さんに戻さなくてはｯ•••!!!

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