【ハイキュー】お姫様？そんなものうちにはいませんが？【青葉城西】 (ページ49)

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Princess 43 ページ49

貴女side

まさかこんなことになるとは

確かに清水先輩にメールは送った

そう言ったら助けてくれるかなって思って

違う

私は”マネの先輩”がみんなあいつみたいな考え方じゃないと信じたかっただけ

実際、違ったからよかった

同じだったら多分潰れてた

『………よかったです、先輩があいつみたいじゃなくて』

月「………………泣くほど嫌なら辞めればいいのに」

『……え？』

慌てて頬に手を当てると濡れていた

うそ、泣いてんの私

抑えようと思ってもとめどなく流れてくる

清「大丈夫だから………安心していいよ」

『……………ありがとう、ございます』

月「多分、こっちにいる間は安全だから。なんかあったら話して」

『月島も……ありがとう』

そっか、烏野の強さはこういう所か

うちよりも弱いはずなのに、どこか勝てないって思わせるような所があったから

仲間を思いやれる力

それはうちよりもはるかに強い

ふふ、勝てないなぁ

現実主義で夢は見ないタチなんだけど

そのうちきっと彼らと真っ向勝負をして

彼らが勝つんだろうな

月「どうかした？」

『………なんでもないよ』

先輩は部長さん…澤村さんに話にいくと言っていた

この場には月島と私

と言っても私は英に連絡してるから会話はほぼないけど

Aそういうことだから。突然でごめん。問題解決したら連絡して。すぐ帰るから

塩キャラメル了解。できるだけ早めに解決させる

相変わらず理解が早くて助かる

月「向こうの信頼できる人への連絡はすんだ？」

『うん。まぁさすがに1週間もかからないでしょ

それに1週間って言ったらＧＷ入っちゃうし

ＧＷ用の練習メニュー考えてたからそれやりたいもん』

月「それは君の希望でしょ

…………そういえばちゃんと自己紹介してなかった

僕は月島蛍。1年の……まぁ、MBだよ」

『ケイってどんな字書くの？色々あるよね？圭とか京とか……あ、蛍もケイって読むよね

どのケイ？』

月「………まさか名前を言い当てられるとは

蛍だよ」

『そう………綺麗な名前ね』

月「僕は君の名前の方が綺麗だと思うけど」

月島は頭がいいんだろう

彼は周りをよく見て、誰につくのが正解なのかよく分かってる

出来ればこちら側に招待したいな