【ハイキュー】お姫様？そんなものうちにはいませんが？【青葉城西】 (ページ34)

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Not Princess 30 ページ34

貴女side

あの人はどれだけ私を潰したかったのかわからないけど、とりあえず2年生に

「1年の東雲Aってやつはやばい。男子バレー部の男狩る気できてるかもしれない。とんだ性悪女だ」

とまぁこんな感じでテキトーな噂を流されてしまって

それだけならまだしも、各部活で2年が言いふらすもんだから、1年にも3年にもその話が耳に入るわけで

疑い深いクラスメート中心に私をハブにすることが始まった

なんだろうね、さすがというか……

机になにか書いたらすぐに先生にバレるっつーわけで色々書いたものとか、ゴミを机の中に入れられたり

下駄箱は信用しない。毎日上履き持ち帰ったわ

あー、でも一番嫌だったのはあれかな

あの人が”男狩る”とか言ったせいで、私ビッチ扱いうけることになっちゃって

そういう感じのこと言われたり、スカート捲られたりは当たり前だったんだけど

１回ガチで先輩にヤられそうになっちゃって

多分2年生なんだけど、帰ろうとしたら3人ぐらいで空き教室に閉じ込めてきたかと思えば押し倒されてさ

その時はかろうじて声出せたからなかなか来ない私を心配した英と勇が来てくれて助かった

あの先輩は確か、退学？停学？してた

とまぁ、こんな感じで大変だったわけですが

私は頑張って乗り切ったんですよ！！

偉くない！？

ごめん、言い方悪かった

3年が引退するまでは乗り切った。けど、やっぱり危惧した通りになった

3年は疑いはしたものの、全面的に姫乃宮を信用したわけじゃなかったから

3年が抜けたことで姫乃宮を抑えるものがなくなったみたいで

私への当たりはキツくなった

先に結論を言っておこう

1年の九月ごろから私は学校すらも通わなくなった

先輩が抜けて2ヶ月、それだけは頑張った

けど、もう無理だった

未だに英に言われるのは

「1年のAはもう少し元気だったのに、3年のAは表情筋も動かなくなったし、なによりびっくりマークを使わなくなった」

って言われてますしね

自分でもこんなにやられるとは思ってなかった

じゃあ、先輩が抜けてから私が不登校になるまでの話をしましょうか