Not Princess 28 ページ32
貴女side
私はバレーボールが大好きだ
元々身長は高かったからなにかスポーツをやったら？と言われたからバレーを始めた
すごく面白かった
だからずっとずっと続けていたかった
けれどそれはできなくて
ある時、練習でスパイクを打って、着地しようとしたら
床にボールが落ちていた
もちろん空中だし、着地しようとしているわけだから避けれなくて
そのまま踏んで転んだ
病院に行って、捻挫で済んだけど、折れてもおかしくなかったと言われた
その時からコートに立つのが怖くなった
もちろん床にボールが落ちていたっていうのは周りがきちんと片付けたりだとか、私の不注意とかもある
けれどスパイクを打とうとするとどうしても床にボールが落ちているイメージがでて、全力で飛べない、打てない
だんだんと私はコートから離れていった
中学に入って、なによりも部活に困った
正直バレー部に入る以外ないと思っていたから他に自分が何をしたいのかがよくわからない
結局私は男女のバレー部が使っているという体育館に行った
女子バレー部の練習を見ていたら昔の感覚が呼び覚まされてきて
スパイクを打ちたい
ブロックに飛びたい
レシーブしたい
けれど思えば思うほどに恐怖が湧いた
体育座りで顔を埋めていると急に声が聞こえてきた
「さーて今日も及川さんがいっちょ決めちゃおうかな〜？？」
「黙ってトス上げろ及川ァ！！！」
そうやって騒ぎながらスパイクを打つ姿は二人ともかっこよくて
思わず男子バレー部のギャラリーの方に向かった
男子も人数が多くて、レベルが高くて
さっきの二人はその中でも軍を抜いて上手かった
”この二人が作るチームのバレーを見ていたい”
そう思った私の行動力は自分でも驚くぐらいすごくて
すぐに入部をしていた
あの二人は
及川徹
岩泉一
というらしい
二人のことを前から知っているような、知らないような不思議な感覚になったけど、未だによくわからない
『今日からマネージャーになります！東雲Aです！よろしくお願いします！』
当時駆け引きとか、嘘とかそういうものに関わりのなかった私は気づかなかった
姫「わぁ！女の子が来てくれて嬉しいよぉ！私、姫乃宮紗久！これからよろしくね！」
この人の笑顔が嘘ってことも
これから始まる地獄のことも
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4す。 - 北の川には”お姫様”がおりました で北川第一と思ってしまった私は重症 (2022年5月19日 17時) (
レス) @page1 id: 1c7bf85d9b (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - セルビアさん» ご質問はこちらのことを待たずに自由に書いてもらって構いませんよ。きちんと答えますので！ (2021年2月17日 21時) (レス) id: bc51cbf501 (このIDを非表示/違反報告)
セルビア(プロフ) - 征狐さん» えっと・・・ (2021年2月17日 15時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
征狐(プロフ) - セルビアさん» はい！大丈夫ですよー！お気軽に書き込んでください！ (2021年2月17日 15時) (レス) id: bc51cbf501 (このIDを非表示/違反報告)
セルビア(プロフ) - 質問いいですか？ (2021年2月17日 10時) (レス) id: 1f8411eea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：征狐 | 作成日時：2017年12月6日 21時
