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時間はあっという間に過ぎて放課後
「Aちゃん、この後遊びに行くんだけど一緒に行かない?」
『あー…ごめんね、書類の事で居残りしないとなんだーまた今度一緒に行こう』
…本当っぽい嘘をついておいた
「そっかー…じゃあ、また明日ね」
前に座っていた女の子はもう友達が出来たのか
その子達と仲良く帰っていった
今教室に残っているのは
先生と私と女の子
ただ、女の子は私がいるのに先生の前でもじもじしていた
……なんだろう、気になる
女子「あ、あの…」
先生「何ですか」
女子「ずっと………前から好きでした」
……私が先輩と告白した時に似てる
先生はどうやら黙って聞いているみたい
女子「今日言う事じゃないかもしれないけれど……大好きです!」
黙っていた先生の口が開いた
先生「…………俺さ、そういう風に見た目とかだけで近づいて来る奴嫌いなんだよね……そういう奴に限って自分ならこいつ落とすの余裕だわとか思ってんでしょ?残念だけどお前なんか無理だから……下校時間過ぎてるし早く帰ってくんない?怒られるの俺なんだけど」
女子「そ、それならあの子だって早く帰んないじゃないですかっ!!」
……あっ、私の事?えっと…
自分がいてはまずい空気が流れたと思い、教室から出ようとした
だけど
先生「………何でAの悪口言った?Aの悪口は誰であろうと許さないから」
……え?
女子「っ……!」
女の子が焦った表情で教室から出て行った
追いかけようとしたら後ろから抱き着かれた
『は、離してくださ…!』
先生「…………会いたかった…ずっとずっと」
さっきの怖い声ではなく
ずっと昔に聞いた優しい声
『………先輩?』
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ノア - マカリンさん» はい。 私もオリジナル作品を書いてます。 作者さん、良かったら私の作品の題名を教えますか? (2018年9月2日 23時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
マカリン(プロフ) - ノアさん» ありがとうございます。ゆっくり少しずつ頑張っていきます (2018年9月2日 23時) (レス) id: 101af50ccc (このIDを非表示/違反報告)
ノア - とても面白かったです。 作者さんのペースで更新を頑張ってください。 (2018年9月2日 21時) (レス) id: 76272ba197 (このIDを非表示/違反報告)
マカリン(プロフ) - げっとぐみさん» ありがとうございます!短い小説になると思いますが楽しみに待っていただけるとありがたいです。 (2018年4月21日 23時) (レス) id: 101af50ccc (このIDを非表示/違反報告)
げっとぐみ - 楽しみにしながらここに来ています!更新頑張ってください! (2018年4月20日 22時) (レス) id: f97df8fc86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカリン | 作成日時:2018年4月3日 22時