悪魔に恋されて

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リゼル「嘘だな…俺は知っているぞ、お前の心には俺以外の誰かが存在しているんだろう？今すぐそこから消し去りたい…さぁ、早く言え」

リゼルの手からは青い炎が出ている

こちらに向かってゆらりゆらりと歩いて来る

『言わないよ！その人は大切な人だから！』

初めての男友達で

初めて恋を知れて

初めて片思いの辛さを知った

その人との約束を守りたい

前に破ってしまったから

今度こそ守りたい

リゼル「……憎い、そいつが憎い…俺からすべてを奪い去る人間…俺の想いまで奪って……辛い、憎い、悲しい……何故だ、お前がいるはずなのに……解らない…解らない！」

？？「リゼル様っ！」

扉を思いっきり開いた

リゼルとは違い、真面目そうな悪魔が入ってきた

リゼルから青い炎を消えて、よろけた身体を真面目そうな悪魔が支えにきた

リゼル「グレイ！邪魔をするな…ここは…俺達の！」

グレイ「今日は魔力の使い過ぎです。これ以上は貴方の身体に影響します…どうかこれ以上は…」

リゼル「煩い……お前には関係ないはずだ」

確かによくよくリゼルを見ると

顔色が悪く、息切れをしていて本当にまずいのではと思い始めた

グレイ「…くっ、申し訳ありません、失礼します」

そう言ってグレイさんは手から小さい氷の様な物を出してリゼルに向かって当てた

するとリゼルは目を閉じた

グレイ「…リゼル様は気を失っただけです。それから…A様にお話があります。」

グレイさんは近くのソファーにリゼルを寝かせて

こちらに来た

グレイ「……ここでは不味いので場所を移しましょう。ついてきてください」

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