検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:13,418 hit

ページ6

sha「せや、今日はまだお化粧してへんかったな!」





シャオロンは骸骨にそっとファンデーションをのせた。


長い時間をかけて、綺麗になったA__だった骸骨に微笑んだ。


また1つ口付ける。





sha「あ、今日はな、ゲスト呼んでるんよ。ええ子で待っててな」





シャオロンは骸骨を撫でて部屋を出た。


骸骨はぐらりと揺れてベッドに横たわる。


もうあの時の面影はない。


綺麗な青みがかった髪も、コバルトブルーの瞳も、白い肌も、すらりとした肢体も、シャオロンの髪を優しく撫でた指も。


けれど骸骨の指には、黄色の指輪が嵌っていた。





ut「A…」





シャオロンに連れられて部屋に入ってきたのは彼女の兄だった。


よたよたと近づいて、泣きながら笑った。


彼の心もまた、壊れていた。


骸骨を抱きしめて、声を震わせる。





ut「せや…今日な、ずっとAに着せたかったウエディングドレス持ってきたんよ」


sha「ええなぁ!じゃあそれ着せて俺Aと踊る!」





2人で骸骨に純白のドレスを着せて、シャオロンが骸骨と踊り始める。


大先生は恍惚の表情でそれをみつめた。


ああ、なんて綺麗なんだろう。


踊り終えて、シャオロンはまた骸骨に口付けた。

バッドエンド【ut】→←↓



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年2月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。