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em「ゾムさん。そろそろ会議の時間です…………よ………」
エーミールは独房に入ってきた瞬間、背筋が凍った。
___独房にゾムとAが倒れている。
慌てて独房の中に入って脈を測ったエーミールは、へたりと座り込んだ。
震える手でインカムに通信を入れる。
em「ぞ………ゾムさんとAさんが…………し…」
___死んでます
2人を火葬した煙が天高くに登っていく。
ゾムがパチッたポーションは、即死性の毒薬だった。
敵の観光客に対する拷 問用だったのだが。
gr「………我々の最高戦力であるゾムとAを喪うのは大きい」
グルッペンが要塞の中に作った小さな墓の前に立つ。
2人は死ぬその時まで指を絡ませていた。
エーミールが見つけた時にはすでに死後硬直が終わっていて、2人の手を離すことは出来なかった。
gr「…………だが、2人が幸せだったなら…」
グルッペンは墓に両手で抱えていた花束を置いた。
煙は絡まりあって曇天に吸い込まれていった。
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作者名:魚 | 作成日時:2020年2月16日 18時