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Aside
オスマン達と話した翌日、私は会議室に皆を集めてもらった。
私は扉の1番近くに立つ。
そこが皆を一度に見られるし、1番逃げやすいしな。
私の傍にはゾムが立った。
緩く殺気を漂わせながら、手は常にナイフの所に。
誰かが私を売り飛ばそう、と口に出すなりした瞬間に殺るつもりなんだろう。
gr「皆を集めて何がしたいんだ?」
グルッペンの紅い瞳が私を貫いたらしい。
首筋がピリッと痛んだ。
私は深く頭を下げた。
後ろのゾムも、知っているはずのエーミールやオスマンも、他の幹部と同じように動揺したらしい。
会議室のあちらこちらから動揺が広がった。
その状態のままで私は口を開く。
『お前らに、隠していたことがある。すまない』
私は頭をあげた。
gr「…隠していたこと、とは?」
『それを今から話そうと思う。私達姉弟の出自と、この目について』
私はゆっくりとフードと包帯を外した。
虹色の瞳に全員を映す。
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魚(プロフ) - miiさん» はう...!ありがとうございます…! (2020年10月26日 16時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 私がこの世界に入り、最初に見た作品が魚さんの作品でした!とても面白く、今でも大好きです!この話が完結したら活動休止するのはさみしいですが、これからも頑張って下さい! (2020年10月23日 16時) (レス) id: fea92a175e (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 麻痺さん» ありがとうございます!今しばらくお待ちください… (2020年8月23日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
麻痺 - 好きすぎる!更新楽しみに待ってますー! (2020年8月22日 2時) (レス) id: dce11f68c6 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - アカツキさん» ありがとうございます〜! (2020年7月7日 7時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:魚 | 作成日時:2020年2月17日 9時