検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:85,321 hit

(10) ページ22

zmside

禁書室からの帰り。


俺は姉ちゃんと別れて1人で訓練場に向かった。


姉ちゃんが世界にたった一体しかおらん麒麟やってことはわかった。


めっちゃ誇らしくなった。


俺の姉ちゃんは世界に1人しかおらん神聖な麒麟なんやぞ!って。


俺の姉ちゃんは世界を創った祖の1人なんやぞ!って。


でも、嫌なこともわかった。


姉ちゃんに眷属っていう子供みたいな立ち位置の奴らがおるらしい。


姉ちゃんは、その5人を探したいって相談してくれた。


姉ちゃんのしたいことは全力で応援したい。


姉ちゃんがそうだったから。


俺がしたいと言ったことは、いつも応援してくれとったから。


だから、俺もそうしてあげたい。


俺は武器庫から練習用のゴムナイフを手に取った。


ちょうどロボロがおったから、手合わせをしてもらう。


ロボロは弓が得意やから、遠距離対策の練習になるんよ。


鋭く、なおかつ正確にいかけられる矢を避けつつロボロの首を狙ってナイフを投げつけた。


それさえも矢で射落とされて、俺は小さく舌打ちした。


んで、さっきの話に戻るんやけど。


でも…なんやろ…なんか複雑。


姉ちゃんは俺だけの姉ちゃんやったのに。


なんで他の奴らに姉ちゃん譲らなあかんの。


絶対嫌や。


でもな…姉ちゃんが俺を忘れて他のやつにだけ構うっていうのはないと思う。


…希望的観測かも知れへんけど。


姉ちゃんは"家族"を知らない。


せやから、俺が初めての"家族"やったんや。


そのたった1人の家族を放り出すとは思えへん。


だから…

↓→←↓



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
142人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - miiさん» はう...!ありがとうございます…! (2020年10月26日 16時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - 私がこの世界に入り、最初に見た作品が魚さんの作品でした!とても面白く、今でも大好きです!この話が完結したら活動休止するのはさみしいですが、これからも頑張って下さい! (2020年10月23日 16時) (レス) id: fea92a175e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 麻痺さん» ありがとうございます!今しばらくお待ちください… (2020年8月23日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
麻痺 - 好きすぎる!更新楽しみに待ってますー! (2020年8月22日 2時) (レス) id: dce11f68c6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - アカツキさん» ありがとうございます〜! (2020年7月7日 7時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年2月17日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。