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knside
俺はごく普通の平民の家に生まれてん。
自営業とかなんもしてへん、普通の家。
両親は共働きで、俺以外に兄弟はおらん。
それなりに仲良く暮らしててん。
家は他の家よりも小さくて、今考えれば窮屈やったけど、それでも家族との距離が近くて嬉しかったんや。
…今考えると俺最初はまともやったんやな…
ちょっとびっくりやわ！
とにかく、そんなごく普通の家に生まれた少年コネシマは、元気いっぱいに育ったんや。
将来の夢は軍人。
軍人になって、父親と母親を守るんや！って作文に書いた覚えある。
でもなぁ…幸せってのは中々長くは続かへん。
ある時θ国王が変わって、税が重くなった。
貴族の税金はほぼ0。
でも平民とか農民の税金は、めっちゃ上がった。
貴族は多くの物資を買い占めてもうて、俺ら平民に流れてくる食材とかそういうものは粗悪品ばっかりやった。
しかも税金で金はねぇから、買い物なんて出来ひんかった。
だんだんと食べられるもんが減っていった。
両親は必死になって働いた。
でも、働いても働いても給料は安くて、満足な食事は3日に１回出来りゃええほうやったんちゃうか？
俺も使いっ走りみたいな事を始めて小金稼ぎみたいなことをしたけど、1日働いてひと握りの小銭が貰えればええほうやったわ。
１回金が無くなると、そっからさらに税金で搾り取られるから、どんどん貧乏になってくねん。
ついには何も食えんくなって、俺も両親もやせ細った。
両親は笑わなくなってもうた。
俺は両親を笑わせようとしたけど、光のない死んだ目で見られるだけ。
喧嘩も多くなった。
俺は学校の七不思議なんて不確かなものに、夫婦円満を願った。
もうそんなものにしか頼れへんかってん。
でも喧嘩なんて終わらなくて、俺は毎日小さく縮こまって眠っとった。
それが…何日やったかなぁ…2ヶ月くらい続いたんちゃう？
ある日、ついに起こってしもた。
その日も俺は縮こまって眠っとったんやけど、ふっと気配を感じて起きたんよ。
そしたら、枕元にナタを持った両親が立っとった。
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魚(プロフ) - みゅーとさん» あああ…ありがとうございます〜… (2020年4月1日 9時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - あ''あ''ぁ''...いい話っすねぇ( ；∀；) (2020年4月1日 2時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーと - 114514便利っすねぇ (2020年4月1日 2時) (レス) id: c22a47d948 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - 憐さん» んぇぇぇ……ありがとうございますぅぅう… (2020年2月22日 9時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
憐 - あ、え……うそぉーん。親の前でこの小説読んでたら泣いてしまった……あぁ、そんな目で見ないでクレメンス〜！泣くぐらい神作品でした。 (2020年2月22日 8時) (レス) id: b6e961ac32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コレット
| 作成日時：2020年1月17日 12時
