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そうして考えた第2弾。
薬草採取に南の森に行ってみたいというAについて行くことにしたのだが、絶賛後悔中である。
『みて大先生！向こうにカカチの花が咲いてる！あれ採りに行こ！』
ut「ちょ…ま……っ…」
たたたーーっと桃色の花の所に駆け出してしまった。
大先生はというと、薬草やら木の実やら茸やらが入った大きな籠を持たされている。
否、それだと語弊があるか。
籠だけで相当重いので、持ってあげて男前アピールをしようと思ったのだが、そんなことする暇もなくAがばんばん薬草やらを大量に摘んでは入れていく。
更に言うと、先程のように目に付いたものなはすぐにすっ飛んでいってしまうため、最近鍛錬をサボり気味の体にはキツい。
『だいせんせーーっ！はよ来てーーっ！』
そういって手を振ってくるAは、桃色の花に囲まれた妖精のようで、大先生はまた笑みを零した。
Aに手を振り返し、重い籠を持ってゆっくり追いかける。
途中でAが来て、また花を籠に詰めていった。
『あ、それもう重いやろ。ちょっと貸して？』
ut「い、いやいや！僕にとってはこんなんもう針とかそんな重さやし！？」
『はよ貸して』
ut「さぁせん」
Aは大先生から籠を受け取ると、どこから出るんだそんな力…！という腕力で持ち上げた。
そして籠に指で何か文字を書くと、大先生に返した。
ut「うぇっ！？」
受け取った大先生は思わず声を漏らした。
それもそのはず、あんなに重かった籠は、それこそ針のように軽くなっているのだ。
よく籠を見ると、見慣れない文字が浮かんでいる。
ut「これなに？」
『これはルーン文字。原始の魔術文字やね。軽くなるように刻んでみたんよ〜』
気を取り直してあっちの茸へ！とまた駆け出すAに、今度はぴったりと並走する。
競走する？なんて2人で言い合って、茸が群生する木まで走った。
大先生は諦めた。
もう向こうを惚れさせようとするのは止めよう。
気づけばこんなにも好きになっているのだから。
まだ自分の中にこんな真っ直ぐな感情が残っていたことに自嘲気味に笑いながら、少し前を走るAの背中を追った。
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コレット(プロフ) - みどりさん» うあー…ありがとうございます！え…めっちゃ嬉しいです！ (2020年2月14日 8時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
みどり - いや、、、プロかあ(語彙力)鬱先生が簡単に一途にならんとこも好こやわ、やば、すご (2020年2月14日 7時) (レス) id: ae6be26781 (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - 小豆さん» はぅぁぁぁ…！ありがとうございます！プロじゃないけど頑張ります！ (2020年1月16日 19時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 新作おめでとうございます！プロですね！（？）頑張ってください！ (2020年1月16日 18時) (レス) id: ed27267b4a (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - あめさんさん» まじですまじです！寧ろ毎作でコメント頂いてて、めっちゃ嬉しいのでもっとがんがん送り付けちゃって下さい！ (2020年1月14日 21時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コレット
| 作成日時：2020年1月14日 18時
