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kn「………お前、何やってんねん」
静かに、けれど怒りを含んだ声が後ろから聞こえてくる。
ゆっくりと振り返ると、立っていたのはコネシマ。
剣を手に携えて、悲しそうな殺気を出している。
その後ろにはシャオロンが居て、不安そうにこちらを見ていた。
『……』
sha「A……なんでなん…？なぁ……ゾムだってずっと待ってたんやで…」
泣きそうな声でそう話すシャオロンに、Aは少しだけ揺れた。
『………ぞ…む………？』
kn「お前、あいつの隣に帰るって約束したんちゃうんけ。お前がいないとゾムが壊れるんやけど」
Aはまた揺れながら1歩下がった。
余計に酷くなる頭痛。
逃げるように武器庫から飛び去った。
廊下を疾走して、会う兵士を全て殺 して回る。
その度に、兵士に名前を呼ばれて悲痛な叫びを上げられて、頭がぐちゃぐちゃとする。
人気のない所で立ち止まって頭を抱えた。
がんがんとなる頭を押さえ、何度も浅い呼吸を繰り返す。
何か…何か大切なことを忘れている気がする。
絶対に忘れてはいけない何か。
これを忘れたら生きていけない何か。
何だろう、私は何を忘れているのだろう。
懸命に思い出そうとしても、どうしても頭のモヤが邪魔をして、余計に頭がぐちゃぐちゃになる。
首に重い衝撃がきて、ぐるんっと白目を剥いて倒れた。
ゾムは倒れたAを見下ろして悲しそうに顔を歪めた。
zm「……ごめんな…A…………俺…約束守れへんかった…」
Aを抱き締めて、そう小さく呟く。
そのまま抱き上げて独房に連れていった。
Aの持っている武器は全て取り上げておいた。
本当なら手と足に枷を付けなればならないのだが、どうしても出来なかった。
重い鍵をかけて、総統室に走る。
途中に通った廊下には、Aが殺 して回った部下が転がっていて、生き残った兵士がそれを呆然と見ていた。
zm「…………A捕まえた。独房に入れて置いたから」
gr「よくやった、ゾム。………行ってきていいぞ」
グルッペンは復讐に燃えた瞳をしているゾムに、苦笑しながらそういった。
ゾムは小さく頷いて、グルッペンの後ろにある窓から白い馬車を追いかけるために馬に乗った。
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魚(プロフ) - 宇タさん» わわ〜ありがとうございます！ (2021年9月22日 15時) (
レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
宇タ(プロフ) - 泣きそうです。というか泣きました。好きです。 (2021年9月21日 23時) (レス) @page33 id: 03f7136296 (このIDを非表示/違反報告)
魚(プロフ) - Ｔさん» コメントありがとうございます！申し訳ありません、作者はただいまd!から離れておりまして…思い出せそうにありません…本当に申し訳ありません (2021年2月19日 17時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
Ｔ - emさんのボマーってハンハンネタだったりしますか？ (2021年2月19日 13時) (レス) id: 7059f04c94 (このIDを非表示/違反報告)
コレット(プロフ) - myona859さん» やー…ごめんなさい。私その作品読んでなくて……他作品からお借りしました… (2020年1月28日 5時) (レス) id: e0d88f5dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コレット
| 作成日時：2020年1月5日 19時
