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あの後、しっかり家まで送ってくれた目黒は
目冷やして暖かくして寝ること！
なんてお母さんみたいなことを言って帰っていた。
その日はなんだかよく眠れなくて
今までずっと誰にも言わなかった自分の気持ちを
目黒が全て代弁してくれて
少しだけ吹っ切れた、というか
翔太先輩が私のことを妹としてしか見ていないこともわかっていた。
でもそれがすごく苦しくて。
ぼーっと考え事をしているといつの間にか朝を迎えていた。
いつも通り大学に行き
授業を受ける。
全然頭に入ってこなくて
考えるのは昨日の夜の光景ばかり。
『はぁ、だめだ』
｢なにが？｣
切り替えなきゃそう思って授業が終わった教室から立ち去ろうとすると
急に横から声が飛んでくる。
『え、わ、は、目黒』
蓮｢驚きすぎでしょ。気付かなかった？｣
結構前から座ってたんだけど、なんて不貞腐れる目黒にごめん、と謝る。
蓮｢午後もある？｣
『うん、一限だけ』
蓮｢多分一緒だわ、一緒に飯食おうよ｣
特に断る理由もなかったから承諾して2人で食堂に行った。
のは、いいんだけど。
蓮｢なんでいるんですか？｣
翔｢は？ダメなのかよ｣
『あ、の』
私の隣に座る目黒と
私たちが座ったタイミングで私の目の前にすわった翔太先輩。
気まずい。昨日の今日で本当に気まずい。
蓮｢3年生ってもう授業ないのかと思ってました。後期ももう終わるのに。｣
翔｢たまたま。てか、俺はお前じゃなくてAと話したいんだけど｣
そう言った翔太先輩は私に目をやるから必然的に目が合う。
翔｢なぁ、今週末ご飯いこう｣
『週末ですか？』
翔｢うん、なんか予定ある？｣
週末、って3人でご飯行くよね。
そう思って返事をしようとすると机の下で目黒にきゅっと手を握られる。
『え、あ、すみません、友達と約束してて』
翔｢またー！いつ空いてんの！｣
『だって翔太先輩いつも急なんですもん』
翔｢だってAは絶対来てくれてたじゃん｣
なんて不貞腐れる翔太先輩を可愛いと思ってしまう私がいる。
その時
｢翔太ーー！いくよー！｣
なんて声が聞こえて
また連絡して！って慌てて翔太先輩が立ち上がって去っていく。
翔太先輩が行った場所には綺麗な女の人が数人いて
もちろん男の先輩もいたけど
翔太先輩と腕を組む女の人を見てもやもやしてしまった。
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りな(プロフ) - 凄く面白くて一気に全話見ちゃいました笑笑更新楽しみにしてます！！ (2021年2月5日 11時) (
レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
桃もち(プロフ) - めちゃめちゃきゅんきゅんしながら読んでます！更新楽しみにしてます！＾＾ (2021年1月30日 13時) (レス) id: e248bb9fed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃむ | 作成日時：2021年1月27日 10時
