風柱、行方不明につき。【鬼滅の刃】

捜索伍 ページ5

途中何度もこっちを振り向いてグーちゃんを見ていた半々羽織りの人。

名前は冨岡さんというらしい。



冨岡さんからきいたわけじゃなくて鴉ちゃんから聞いたんだけどね。






「と、冨岡さん………」


恐る恐る口を開く。



何処に向かってるのか聞こうとした。
だってかなり歩いてるし。

歩くの早いし。

グーちゃんはついてくるし。
(心強いけど)




刀返してもらいたいし！！！




「………」






無言振り返る冨岡さん。

その無表情さに不安を抱く私。


トタトタついてくるグーちゃん。





なんでお前みたいなアヒルとペンギンが混ざってココアパウダーがかかったやつが俺の名前知ってるんだって？？？？？


すみませんでしたね！！！！！






というかなんでも最後にグーちゃんって言っとけば解決するんじゃないか説豆乳。














私の考えていることが伝わったのか、






「水柱様っ、私が名前ヲ教えタのですッ」




すかさずフォローする鴉ちゃん。

いやほんと、ナイス！！！






できる鴉ちゃんだ…………















………って？？？？え？？？？







水柱！？！？！？

水柱って言った！？！？！？













「とっ、みっ、！？みっみっっずっっ！！！」





もうなんのこっちゃ。

慌てすぎてミミズとか言っちゃったわ。










「……みみずじゃない」



ムスッとする冨岡さん。

いやそれはもう、うん、
ミミズなんて言うつもり無かったからね。




「えっ、あ、み、水柱…そ、そうですか………」



多分今日世界で一番ビックリしたのこのあたしだと思う。





「それで？」




「えっと、その行先を…」













「お館様の所だ」


即答で答えられたけども。





「え"っっ」





いやそれも驚き。

驚きパニックランドですかここは！！！











「走るぞ」





そう言って走り出す冨岡さん。

いきなり過ぎでしょ？？？





柱に隠がついていけるとでも？？？？











「ええええ、ちょ、まっっっ！！ちょ！！」




「マッチョじゃない」





もうそこはいちいち突っ込まなくていいから！！！



お構い無しに走り出す冨岡さんにヘトヘトになってついていった。


グーちゃんはついてこれないかと思いきや余裕の笑みで着いてきた。


なんだお前。



そして目の前にはお館様の屋敷が。





……すべては風柱様に会うためだ…！！

頑張れ！！！！あたし！

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