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ツンデレ 18 ページ18

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『戻りました。』


「あらあら、おかえり。佐藤くん。」





部活が終わって寮に戻ると、玄関を掃除している寮監さんと遭遇する。


でも、玄関の掃除はいつも朝しているから、どうしてだろうと思っていたら、






「今日の夜から雨が降るみたいで、今やっておこうと思ってね。笑」






俺の心を読んだのか、そう答える寮監さん。






『そうなんですね。お疲れ様です。』

「ありがとう。佐藤くんも疲れているだろうから、ご飯食べちゃいなさい!」





寮監さんに促されるまま俺は寮に入る。

確かに腹減ったし、さっさと飯食うか。

そう思った俺は、荷物を部屋に置いて食堂へと足を運ぶ。






「勝利!こっちこっち!!」





食堂に着くと、一足先に食べ始めていた聡が俺を見つけるなり、手を振って呼ぶ。






『聡、今日早いな。』

「雨が降りそうだったから、部活早めにお開きになったんだよ〜。」

『ふーん。』






聡と適当に話をして夕食を受け取った俺は、
辺りを見渡しながら聡のいる席へと戻る。






「Aちゃん、いないねー。」






俺が座ると、何やらニヤニヤした聡が俺に向かってそう言った。






『部屋で寝てるんじゃね?』


「またまた〜。探してたくせに!笑」


『は?』






キャッキャ笑う聡を無視して、飯を食い始めると、外からゴロゴロと雷が鳴る音が聞こえてきた。


それからすぐ雨が窓を叩く音が聞こえてきて。

このまま降り続けると明日の部活は中練か、なんて考えていると、






「あの子、戻ってきてないみたいよ。」






食堂に入ってきた生徒が俺らの背後に座っている人にそう告げた声が耳に入った。






「大丈夫、どうせ騙されたと気が付いてすぐに帰ってくるわよ。」

「でも、雨降り出したし…。」

「気にすることないわ。」






そんな会話が俺の耳の右から左に流れていたけど、






「Aさん、傘持ってなかったよね…。」






その一言で左に流れるはずだった言葉が出口の前で止まる。






ハッとして振り返ると、そこにいたのは高島レナと同じクラスの女子で、

思わず箸を持ったまま立ち上がる。






「勝利…?」


「嘘、勝利くん…?」






そんな俺の行動に驚いたのか、

聡と高島レナは同時に俺の名前を口にした。

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ももみず * - おもしろいです…!!! (2020年1月16日 17時) (レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» 更新がんばって下さい!((o(^∇^)o))焦らすゆっくり(〃^ー^〃)自分のペースで(〃^ー^〃) (2018年5月8日 10時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
pii(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2018年4月6日 23時) (レス) id: e1c85735ee (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - このお話とても面白くて待ちどうしいので、更新待ってます! (2018年4月2日 0時) (レス) id: 017c693aab (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» レナちゃん良いキャラしてますね♪(≧ω≦。)更新がんばって下さい!(〃^ー^〃) (2018年3月4日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞子 | 作成日時:2018年1月19日 23時

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