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いつも通り、常連さんと他数人のお客さんが訪れ、程よく残ったおかずをお皿に小分けした。
今日はジョングク君来なかったな。
きっと仕事が忙しいのだろう。今までだって、毎日来ていたわけではないが、今朝の一件から今まで以上に彼を意識していた。
「Aちゃん、こんにちは」
凛とした声に、私はハッとした。
「ヨンジュさん！」
私の大好きなヨンジュ姉さん。
年は私の5つ上で、ここの近くで花屋さんを親子で営んでいる。
おばあちゃんがここの花屋さんを贔屓にしており、自然と仲良くなった。
「おば様は元気になさってる？」
「はい。体調も少しずつですが良くなっていますよ。いつも素敵なお花ありがとうござますって喜んでます」
「それは良かったわ。そうそう、これよかったらもらってちょうだい」
紙に包まれていたのは、クレマチスの花だった。
深い紫色のクレマチスは、祖母が好きな花だった。
「わあ！綺麗です…こんなにたくさん、いいんですか？」
「もちろんよ。お見舞いに行かない代わりに、これだけでもって私の母からの言伝もあったしね。あと、」
ヨンジュ姉さんは、紙袋から何かを取り出した。
「はい！これ、少し遅くなったけど誕生日プレゼントね」
手渡されたのは、ラズベリー色の小さな胡蝶蘭だった。
「私まで、ありがとうございます。」
「うん。素直でよろしい。26歳、おめでとう。」
優しく頭を撫でられ、私は幸せで目が潤んでしまった。
「Aがお嫁に行く日を想像したら、泣きそう」
「ヨンジュさん！まだ早いです！」
ヨンジュ姉さんは、長いポニーテルを揺らして笑った。
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ゆき(プロフ) - (名前)マコさん» 全作読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いますm(_ _)m (2019年9月15日 12時) (
レス) id: 39e3cdebd3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - ゆきさんの作品を全部読ませていただきました！ とっても優しく幸せな世界に癒されて、私も優しい気持ちになれました^_^ ありがとうございます！ これからも楽しみにしています！ (2019年8月11日 22時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます！普段はグクちゃんと呼んでアミ活をしてるのですが、ここではかっこいいグクを理想に書いていきます！ (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます！かっこいいジョングクと愛される主人公をこれからも書いていきます。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - とにかく主人公可愛いしグクもめっちゃカッコいい…次の更新楽しみにしてます。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 2c32449133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2019年7月29日 3時
