010145 ページ15
［レイside］
その次の瞬間、顔面に雪玉三連発。
「あ…ごめんレイ！」
「ごめん、じゃねえよ！」
反射的に顔を拭う。
さっきAの声がしたのは北の木の方…
そちらをパッと振り返った瞬間背中に六連撃。
またそちらを向いた時、視界の端にラニオンとトーマの髪が見えた。
完全に油断していたらしく、笑い声が聞こえた。
そちらに雪玉を投げようとしたら、また背後から雪玉に襲われる。
なるほど…
大方理解できた。
ラニオンとトーマが南西、Aが北東に配置されている。
Aの声は遠くから聞こえた。
なのにあの命中率。
木の上にでもいるのだろう。
一方のラニオンとトーマは意外に近い茂みにしゃがんでいる。
…よく考えられている。
それに対してこちらは…。
恐らく敵の思惑通りアンナとアリシアが近くに来られないようにされている。
俺と彼女達の間には、トーマが放ったのであろう蛇がいた。
俺達は絶体絶命。
鬼側の負けだ。
Aは俺が思っていたよりもずっと頭がよかった。
もしかしたらノーマンと同じくらいかもしれない。
アイツに勝つのは無理だ。
「…負けだ。俺達の負けだ」
「だろうね」
しゅたっ、という音とともにAが木から降りてきた。
その手には、銀色の時計がある。
ローマ数字が�胸��絞�であることをしめしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三日月雫(プロフ) - 夢主のイメ画募集中です (2020年9月24日 17時) (
レス) id: ebe87210a1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月雫(プロフ) - ありがとうございます！今後も努力します。 (2020年8月26日 5時) (レス) id: 25e610a467 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 回りました!クオリティ高いですね。面白かったです!更新頑張って下さい！! (2020年8月22日 14時) (レス) id: efd86c7df1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月雫(プロフ) - 大丈夫ですよ(((´∀`*))ヶﾗヶﾗ）４乗 (2020年8月14日 13時) (レス) id: e996a1bad2 (このIDを非表示/違反報告)
暁鬼灯(プロフ) - リア友の方ですが、お気に入りに登録していないという大変なことをしてしまっていました((´∀｀))ヶラx2 (2020年8月14日 13時) (レス) id: ecb9c0b6a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫毒 | 作成日時：2020年8月9日 14時
