ゲーム【srr】 ページ16
「A、ゲームしようよ」
『…いいけど、そらる強いじゃん』
「いいからいいから」
日曜の昼下がり。
いきなりゲームしようなんて誘われたのは数十分前のこと。
『…やっぱそらる強いじゃん』
「…まあまふとかとやってるし」
某乱闘ゲームで戦っているが1度も勝てない。
『平和に無人島開発しようよ〜』
「えー、…あ、これ負けた方罰ゲームだから」
『は、待ってなにそれ聞いてないねぇちょっと!!!』
淡々と話すそらるに対し画面内では必殺技を決められ敗北。
『…罰ゲーム、って何させられるの』
「別に、俺の言うこと聞いてくれればいいだけだよ」
よいしょ、と立ち上がりテレビを切るそらる。
何をさせられるのだろうと思っていると、
「はい、ここ乗って」
とんとん、と叩かれたのはそらるの足。
『え、やだよ』
「やだとかじゃない。はやく。」
渋々そらるの足の間に入る。
ぎゅうと抱きしめられると彼の体温が伝わってきてほかほかする。
「…ね、A」
『ん〜…』
「こら寝ないの。まだ罰ゲーム終わってないから。」
『まだあるの…』
抱きしめられたままゆらゆらと横揺れされ眠気は絶頂なのに。
「Aからキスしてくれたら寝てもいいよ」
『…ぇ、』
冗談でしょ、と顔だけ上げるがそらるは急かすことしかしない
「ほーらはーやーく」
『…』
もういいや。
やけくそになってちゅ、と唇を重ねる。
『…ん、っ、そら、ぅ…』
触れるだけの軽いキスのつもりだった。
ぐっと頭を押さえつけられ深く、蕩けるような口付けにもっていかれる。
「…っはAとろんてしてるかわい」
『…ばか』
そのまま2人で夜まで寝てしまったのはまだ記憶に新しいお話。
fin.
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shiori(プロフ) - リクエストでurtさんが女の子の日を看病するお話読みたいです!お願いします! (2021年1月1日 17時) (レス) id: a2f685055b (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - 舞花さん» ありがとうございます(;;) (2020年8月6日 23時) (レス) id: 30076484ac (このIDを非表示/違反報告)
izmin0215(プロフ) - 舞花さん» いえいえ!ありがとうございます! (2020年8月5日 7時) (レス) id: e7b9ca147f (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - Naoさん» 喜んで頂けたようでなによりです(;;)またいつでもリクエストお待ちしております、ありがとうございました! (2020年8月5日 1時) (レス) id: b66637afee (このIDを非表示/違反報告)
舞花(プロフ) - まみさん» リクエスト承りました◎書いたことの無い系統なのでご希望に沿ったものが作成できるか不安なのですが頑張りますね!励みになりますありがとうございます(;;) (2020年8月5日 1時) (レス) id: b66637afee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞花 | 作成日時:2020年7月26日 20時