取り戻せ、青い春。 (ページ9)

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りょうside

りょうLINE教えてくれてありがとう。りょうです。

A追加ありがとう!Aです!よろしく😌

俺は翌日の撮影に向けて寝る準備をした。

布団に入り、電気を消す。

次に目を開けた時はアラームの音が鳴り響く朝だった。

＿＿＿＿＿

り「おはよ〜」

てつやの家のリビングに入り、挨拶をする。

いつも早い虫さんはもう既に座っていて、その向かい側に座った。

虫「りょうくんおはよう。今日暑いね。」

り「いよいよ夏が来るって感じ。」

スマホを見ていると虫さんが顔をのぞきこんできた。

り「え、何、ちょっとキモい。」

虫「りょうくん、なんかいいことあったでしょ。」

何この虫。鋭すぎない？

り「そんな事ないよ。なんで？」

虫「顔に出てる！白状しろ！！！」

虫さんはニコニコしながら、いや、ニヤニヤしながら？俺を指さして言った。

り「まあ言おうとは思ってたけどさ、実は昨日人生初の一目惚れっていうものを体験しまして。」

虫「え、されたんじゃなくてしたの！？」

り「そう、で…」

昨日あったことをそのまま話した。

虫「ふーん。なるほどね。その子近くの子？」

り「いや、東京。」

虫「え！東京！？」

虫さんは目を見開いて口を手で押さえながら驚いた。

り「いや、ね、わかってるよ？遠いのは。

でも、好きになっちゃったんだからしょうがないじゃん。」

虫「珍しいこともあるんだね。りょうくんが恋に焦がれるなんて。」

そうこう話してるうちに段々とメンバーが集まって撮影がはじまった。