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朝早く目が覚めてしまい、外はまだ陽が昇ってなくて暗かった。
寝室のドアを開けリビングへ行くと、太輔さんがソファベッドで寝ていた。
ソファの側まで行き床に座ってその寝顔を見た。
小さな寝息をたてて寝てる太輔さん。
昨日はずいぶん心配かけちゃってごめんなさい。
それに…太輔さんを利用するみたいな事にもなってしまってごめんなさい。
お詫びに朝食でも作ろうと思い、勝手な事して申し訳ないけど冷蔵庫を開けさせてもらった。
すると意外にも味噌とか野菜なんかも入ってて、太輔さんって自炊するのかなって思っちゃった。
一通りご飯を作り終えた時に、太輔さんのスマホのアラームが鳴ったので、側まで行って鼻をツンツンってした。
ゆっくり目を開けてまた閉じたけど、口元は優しく笑っておはよ…って言った。
「なんかいい匂いがする」
「あ、勝手にごめんなさい。冷蔵庫開けて朝ご飯作りました」
「ほんと?嬉しいな。なんか新婚さんみたい。
ね、ちょっとだけおいで」
って布団をめくるから、中に入ってって事だよね。
「失礼します…」
「なにそれ 笑」
ははって笑う太輔さんの顔がこんなにも近い。
私をぎゅーっと抱きしめて、あったかいっていう太輔さんの声が心地良い。
「新婚さんらしい事しちゃおうかなー」
って言ったかと思ったら、私を下に組み敷いてチュッてキスをするけど、すぐにキスは深くなる。
絡んでくる太輔さんの舌に応えながら、太輔さんの背に手を回す。
ぶかぶかの服の首元からは私の肩があらわになり、そこにもキスを落としていく太輔さん。
「あ…」
「今日はここまで」
って私の肩をしまった。
信じられない。
ここまで私の体を熱くさせておいてやめるなんて。
「もっと欲しかった?」
なんて、私ばっかり興奮してるみたいな言い方するから、全力で首を横にふった。
「ふふ、昨日のお仕置き」
お仕置きって、大人同士が使うとなんていやらしい響きに変わるんだろう。
太輔さんの本当のお仕置きはきっとこんなもんじゃないんだろな、なんて私もバカな想像してる。
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mai☆(プロフ) - アイメイさん» コメントありがとうございます!私もそれちょっと考えたんですよ!最初にまずどちらかのラストを書いて、その後別バージョン書こうかなぁって。まだ決めかねている所ではありますが、皆様にドキドキしてもらえるように頑張ります! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bb8f1aa1ff (このIDを非表示/違反報告)
アイメイ(プロフ) - mai☆さん初めまして。いつも作品楽しく読ませていただいてます!まだこのお話のラストを決めかねているようですが、個人的には藤ヶ谷くんとのハッピーエンドが見たいです。でもmai☆さんがもしお手間でなければ、両方のパターン書いてみるというのはいかがですか? (2019年12月30日 1時) (レス) id: 11631fa1b5 (このIDを非表示/違反報告)
mai☆(プロフ) - みちこさん» こんばんは!今回もコメントありがとうございます!なかなか書きたい話が思いつかなくて、随分とお休みしましたが、何か書きたくなって行きあたりばったりで始めてしまいましたw (2019年11月30日 16時) (レス) id: bb8f1aa1ff (このIDを非表示/違反報告)
mai☆(プロフ) - nanacoさん» ひえーー!nanacoさん!nanacoさんにそう言って頂けるなんて(T^T)めちゃくちゃ嬉しいです!プレラブとかニカの短編集も読んでます。特にニカのがすごく好きで!これからも更新楽しみにしてます! (2019年11月30日 16時) (レス) id: bb8f1aa1ff (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こんばんは(^_^)お久しぶりです(^_^)新作なのですね(^.^)お待ちしておりました(^_^)どんな展開になるのか楽しみにしています! (2019年11月29日 23時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mai☆ | 作成日時:2019年11月29日 21時