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「時間、大丈夫?」


駅までの帰り道にそう聞いてくる太輔さん。


「はい、まだまだ大丈夫です」


次に来る電車の時間まで大丈夫というニュアンスで言ったんだけど、太輔さんには違う感じに捉えられてしまったみたいで、


「じゃあもう1軒行こうか。
明日は休みじゃないけど、まだ一緒にいたいな」

「…はい」

少し長めのくるくるした前髪からのぞく、
笑うと細くなるその目と共に

何度でもこの笑顔を見たいと思った。





太輔さんが案内してくれたのは、カウンター5席の小さなバーだった。

すでに先客が一人いたけど、知り合いなのか「来てたんだ」と声をかけた。

するとその人も

「あ、ガヤじゃん」

と少し無愛想に言うと、後ろにいる私に視線を移し、ペコと会釈したので、私も頭を下げた。


「ガヤさん、いらっしゃい」


とカウンターの中でグラスを拭いている金髪のバーテンダーの人が言った。


「千ちゃん、久しぶり」


さっきの彼と同じく、私の方を見るとペコッと会釈をしてくれた。

太輔さんは1番奥に座っている先客の人の席から1つあけて、ちょうど真ん中の椅子を引いてくれた。


「ここどーぞ」

「ありがとうございます」


そして自分は先客の人と私の間に座り、その人と会話をし始めた。


「最近宅飲みが多いって言ってたのに、ニカが外に出るの珍しいじゃん」

「千賀がヒマだから来いって」

「自分で客引きかよ」

「いーじゃん!こうしてニカとガヤさんも久々に会えたでしょ!?」


どうやら三人はお知り合い…というか友達なのかな。


すると千賀さんがまたこちらをチラッと見て、小声で言った。

小声って言ってもこの狭いお店の中、普通に聞こえるんですけど。


「彼女?」

「んー…まだ彼女じゃないよ」

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mai☆(プロフ) - アイメイさん» コメントありがとうございます!私もそれちょっと考えたんですよ!最初にまずどちらかのラストを書いて、その後別バージョン書こうかなぁって。まだ決めかねている所ではありますが、皆様にドキドキしてもらえるように頑張ります! (2019年12月30日 10時) (レス) id: bb8f1aa1ff (このIDを非表示/違反報告)
アイメイ(プロフ) - mai☆さん初めまして。いつも作品楽しく読ませていただいてます!まだこのお話のラストを決めかねているようですが、個人的には藤ヶ谷くんとのハッピーエンドが見たいです。でもmai☆さんがもしお手間でなければ、両方のパターン書いてみるというのはいかがですか? (2019年12月30日 1時) (レス) id: 11631fa1b5 (このIDを非表示/違反報告)
mai☆(プロフ) - みちこさん» こんばんは!今回もコメントありがとうございます!なかなか書きたい話が思いつかなくて、随分とお休みしましたが、何か書きたくなって行きあたりばったりで始めてしまいましたw (2019年11月30日 16時) (レス) id: bb8f1aa1ff (このIDを非表示/違反報告)
mai☆(プロフ) - nanacoさん» ひえーー!nanacoさん!nanacoさんにそう言って頂けるなんて(T^T)めちゃくちゃ嬉しいです!プレラブとかニカの短編集も読んでます。特にニカのがすごく好きで!これからも更新楽しみにしてます! (2019年11月30日 16時) (レス) id: bb8f1aa1ff (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こんばんは(^_^)お久しぶりです(^_^)新作なのですね(^.^)お待ちしておりました(^_^)どんな展開になるのか楽しみにしています! (2019年11月29日 23時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mai☆ | 作成日時:2019年11月29日 21時

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