２５時、夜食をまふゆさんの為に。［朝比奈まふゆ］

６・７・８・９品目 中 ページ9

「…という事で。Aちゃん、教えてくれるって。良かったね。」

「やったー！えななん！これで映え写真が沢山撮れるよ！」

「まふゆ！あ…ありがとう」

「Aちゃんって何か好きな物とか無いのかなー？ボク達でお礼の品として何か買っていかない？」

「良いね！それ！」



…なんて事があってボク達は今、ショッピングセンターに居る。

まあ、プレゼント探しと称し、ただただそれぞれのお目当を買いに来ただけなんだけどね…

「何だったら喜ぶかなー？」

「さあねぇ…とりあえず、自分達が貰ったら嬉しい物とか…考えてみる？」

「ボクはコラージュ作りに使えるマスキングテープとか可愛いラメペンとか！リボンとか！」

「私は…最近流行ってる映える感じの小物とか…かな？うーん、どうしようかな…」



「あっ、えななん！！これどう？！」

ボクは見つけてしまった！！

Aちゃんが喜びそうなものを！！

「いいね！それ！！Aちゃんも沢山使ってくれそうな物だし！！」

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ー翌日ー

「ここで会ってるかなぁ？
こんにちはー！」

《はい、どなたでしょうか？》

《料理を教えてもらいに来ました！》

《あっ、例のお二人ですね！鍵開けるのでちょっと待っててください…》

と、私は受話器を置くと駆け足でドアまで行き、鍵を開ける。

「こんにちは！」

「こんにちは！」

「さっ、どうぞ！！お入りください！」

「ありがとね〜あっ、あと！敬語じゃなくてもいいよ！仲良くしようね！」

まふゆさんの友達だと聞いてちょっと構えて居たけど…

構えなくても良さそう！かわいいし、優しそうだし、まふゆさんと違って裏も無さそう！

手を洗ってリビングの席に座ってもらったら自己紹介タイムだ。

「なんか難しいお菓子ばっかりお願いしちゃってごめんね。私は東雲絵名。映え写真なら任せてね。よろしくね！」

「ボクは暁山 瑞希！可愛いものが大好き！コラージュ作りに最近ハマってるんだ〜よろしくね〜！」

「私は夜風 A！自称、料理が得意！

まふゆさんとは同級生、同じクラス、隣の家っていう感じの関係だよ！

２人はまふゆさんとはどんな関係なの？」

「あー…うん…」

「えっ？あっ…いや、別に言いたくないような内容だったら無理強いはしないよ…？」

「いやー、ボク達ね、幼馴染なんだ〜！

ネットを弄ってたら出会って、ネット越しに喋るようになって幼馴染だった事が判明したんだ〜」

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