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16話 ページ18
今日は待ちに待った日曜日。
まあ、仕事が手につかなかった、なんてことはなかったが。
「まさかAさんが独立魔装大隊の人だったとは・・・」
「・・・正確には『元』だけどな」
今は達也くんを俺の車に乗せて独立魔装大隊の建物に向かっている。
もちろん、俺の車は交通管制センター管轄外の自家用車だ。
お、着いた。
『16年前』と変わらず忙しそうな雰囲気の漂う廊下を歩く。
時折すれ違う隊員に奇異の目を向けられるが、隣に達也くんが居るおかげか追及してはこない。
達也くん、信頼されているな・・・。
『隊長室』と書かれたプレートの前で達也くんが止まり、ドアをノックする。
「風間少佐、司波です」
するとドアの奥から、聞き慣れた、でも最後に聞いた時より深くなった声が聞こえた。
「入れ」
ガチャリ
「達也くん、今日はどうし・・・た。ッッ!!!零音中将!!??」
ああ。
「久しぶりだね、風間くん」
16年ぶり。
風間くん。
「何故ッ・・・中将がッ・・・」
狼狽えている風間くん。
こんな風間くんを見たのは初めてかも知れないな。
「生きて・・・生きてらっしゃるのですかッ・・・!!!!」
狼狽えてしまうのも仕方ないな。
だって俺はあの時、
.
.
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.
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『死んだはずなんだから』
ラッキーキャラクター
光井 ほのか
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作者名：龍牙 | 作成日時：2017年6月24日 23時
