5話 キミが眠るまで ページ7
マイキー部屋
時刻は日付が変わった頃。お気に入りのタオルを握りしめすやすやと眠りにつくマイキー。すると、隣の部屋からｶﾞﾀﾝｯと小さな物音が聞こえる。隣の部屋は双子であるAの部屋だ。マイキーは滅多な事では目を覚ますことはない。しかし、ある一つのことを除いては。大体の人なら眠りの妨げにはならないその小さな物音に、マイキーは薄らと目を開く。物音後、少し間が空き、次に聞こえてきたのは小さな嗚咽音。
マ「A………」
その声をきっかけに、寝癖で見にくい前髪を軽く横に払いながらマイキーはふらふらと隣の部屋へと向かう。ガチャリ、とドアを開いた先にはベッドに小さく丸まった状態で肩を震わせる片割れの姿が。そのいつもより小さくなった片割れと並ぶようにマイキーもベッドに潜り込む。
『ｯま、まんじろ……』
マ「うん」
包み込むように右手を伸ばせば、もぞもぞとマイキーの胸へと飛び込む。Aは小さい頃からよく悪夢を見ることが多かった。それは今も変わらずに継続しており、夢から醒めると同時に涙が止まらなくなるのだ。その時決まってAをあやすのはいつも真一郎の役目だった。が、そんな兄貴はもういない。ぽんぽんと背中撫でてやれば次第に落ち着いた呼吸音になっていく。
マ「また、イヤな夢か？」
『…ん…….』
Aが決まってよく見る夢は真っ白な空間に1人取り残される夢らしい。マイキーの胸から聞こえる心臓の音と彼のにおいがAを落ち着かせたのか、しばらく経った後、気づけば規則正しい呼吸音へと変わっていく。
Aは強く、そして弱い。普段は自由気ままだが、いざという時は必ず己よりも他人を優先にする所がある。それ故、Aを慕う人間は多い。不良への憧れがもしあったのなら、きっと誰もが憧れる最高のチームを作っていたに違いない。
さらり、とAの癖のある髪の毛に指を通せば、目尻が赤くなったAの顔が覗き込む。その顔を見て、きゅ、と無意識に下唇を噛むマイキー。
マ「お前はオレが守るよ」
だってオレたちは2人で1人なのだから
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
血ハロがトラウマ過ぎてアニメ見れません
そして本誌のイヌピーがあの後どうやって帰路についたのか気になって眠れません
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比嘉槐 - なんか読んだことあるなと思ったら以前読ませて頂いた作品でした(*´∇｀*)とても面白いです！これからも応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (11月28日 15時) (
レス) @page1 id: 0ffcd0578b (このIDを非表示/違反報告)
ただのバカです - お久しぶりっス！最近は来れなくてすいません！ハイキューの夢小説の方を見ていまして、東京リベンジジャーズもたまに見てるんですけど、タイトルを忘れてしまって、頑張って探したらあったので、すぐさまコメントしましたっス！続き楽しみに待ってます！！ (2022年2月13日 23時) (レス) @page24 id: acf5fa610c (このIDを非表示/違反報告)
竜蘭(`・ω・´) - まっぽさん» タイトルは同じじゃないですよ！！マイキーのドッペルゲンガーです！！設定とか全然違います！！このお話は兄弟ですけど、マイキーのドッペルゲンガーというお話は兄弟じゃないんです！！うるさくてごめんなさい (2021年12月24日 7時) (レス) @page2 id: 784883b1f4 (このIDを非表示/違反報告)
まっぽ(プロフ) - 蓮さん» 蓮さんコメントありがとうございます！それって占ツクでですかね？もしタイトルにAnotherがついていて梵天軸の話だったら私の作品です💦 (2021年12月20日 0時) (レス) id: 1847723ecb (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - この作品に似たような作品が作られてますよ💦同じタイトルで内容も似ています (2021年12月19日 21時) (レス) id: 1abcf988f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっぽ | 作成日時：2021年7月14日 3時
