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ごめんね ページ25
≪漣 A 視点≫
実弥に気付かれないように裸足で逃げた
必死に、全力で走った
「ごめんなさい」
出てくるのは謝罪の言葉と大粒の涙
空が明るくなってきてようやく足が痛いと気付いた
川を見つけて足を洗う
「いたっ」
裸足で走ったからか皮は捲れ爪も剥がれかかっている
しばらくは歩くのも痛そう
近くには田畑が広がっている
そこで藁でも貰って草履を作ろう
寝巻き姿で人に話しかけるのは勇気がいるけどしょうがない
「よし!頑張ろう」
頑張って話しかけよう
「あのすみません、」
近くの畑にいた人に声をかける
その人が振り返って
ああ、なんてバカなことをしたんだろうと心から後悔した
「ひどい顔だな、漣」
懐かしい聞き覚えのある声
「とみおかさ、ん…」
目の前がまた歪む
私はまた間違えた
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作者名:りん | 作成日時:2019年11月19日 22時