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ふわっと意識が覚醒して目が覚める
うっすらと目をあけると
廊下から射し込む橙色の淡いひかり
なかなか焦点が合わへん視界
もぉちょい夢の続き見とりたかったなぁ
どんな夢やったかも思い出せへんくせに
そんな風に思うって事はええ夢やったんやろ
徐々に焦点が合うてきたら
ベッドに肘ついて俺の顔を見つめとるAがいた
廊下からの淡い光に照らされてふんわりした笑顔を浮かべとるAに
「なん見とんな」
って言うたら
「侯くんの寝顔見れるんなんて私だけの特権やん?」
ってクスクス笑うA
「いま何時?」
ベッドルームは遮光カーテンで外の光は全く入って来おへん
「ん?」
「6時過ぎたとこ...かな」
「侯くん」
「お誕生日おめでとう」
そう笑ってAが立ち上がったらそっと俺の頬に触れて
ゆっくりと唇合わせてきた
またゆっくり離れようとしたAの頭を引き寄せる
朝から何盛ってんねんって心ん中でツッコミ入れて
それでもAを求める体と心を止める事は出来ひんかった
気だるい体でゆっくり寄り添う時間もないまま
開店時間を気にしながらAが慌ててシャワーに向う
暫くベッドでぼーっとしながら幸せに浸る
俺もそろそろ動かんと
今日は木曜日
運命の再会をさせてくれた番組のある日
俺の中で始まる日
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作者名:UTA | 作成日時:2019年5月8日 19時