168 ページ6
ペットボトルをヨコに渡して
Aちゃんの体をゆっくりと横にする
俺はベッドの横に跪いて
もらったティッシュでとりあえず涙と鼻でぐしゃぐしゃなAちゃんの顔を拭いた
そんな俺をぼんやり見つめるAちゃんの目には
まだ涙が今にも溢れそうになっとって
俺は左手で胸元で組まれたAちゃんの手を握って
右手でゆっくりと乱れてしもた髪を撫でる
そして小さな声で歌う
Aちゃんの瞬きがだんだんゆっくりになって
暫くしたら瞼が閉じた
｢大丈夫ですか？｣
部屋の隅に控えてくれてた駅員さんが声かけてくださって
｢ありがとうございます｣
｢少し寝させてやってもよろしいか？｣
って尋ねると
｢後15分もすれば迎えが来ますので｣
ってヨコが被せてきた
｢えっ？｣って見上げた俺に
｢ヒナが車取りに帰ってる｣
そう優しい笑て言うてくれた
もぉほんまお前らなんなん？
なんでそんな優しいねん
｢ありがとぉ｣
それだけしか言えんくて
ちょっと泣きそうになってもたんを隠すように
Aちゃんの方向いてそっと頭を撫でた
ベッド脇の床に座ってた俺に駅員さんが
｢落ち着かれて良かったです｣
そう言うてパイプ椅子を出してくれた
お礼を言うてかけさせてもらって
眠っているAちゃんの耳元でそっと護り歌を歌う
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
UTA(プロフ) - monoさん» ありがとうございます。関ジャニ全員がもちろん好きなんですが、お兄ちゃんずの大きさが大好きなので褒めてもらえて嬉しいです。これこらも読んでいただけるよう頑張ります。 (2019年3月10日 17時) (
レス) id: 916009774d (このIDを非表示/違反報告)
mono(プロフ) - いつも素敵なお話ありがとうございます!主役の二人もそうだけど、村上君や横山君など優しい方が登場して、たくさん大変なこともあるけど凄くあたたかいお話だなぁと思って見させて頂いています!毎日更新していただきありがとうございます!次のお話も楽しみです(^^) (2019年3月10日 11時) (レス) id: 70a214dad2 (このIDを非表示/違反報告)
UTA(プロフ) - Dsloveさん» 不快な思いをされたなら申し訳ありません。 他に私の口からお伝えできる言葉が見つからないです。 (2019年3月10日 5時) (レス) id: 916009774d (このIDを非表示/違反報告)
Dslove(プロフ) - ごめんなさい。ﾈﾀにしてるとしか思えなくなりました。 (2019年3月10日 3時) (携帯から) (レス) id: 998ae028aa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：UTA
| 作成日時：2019年3月3日 15時
