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俺の一世一代の告白に



「まぁ私の理想だってしんちゃんとは正反対だしね」



って悪い顔で笑った後Aは



「 不束者ですがですがよろしくお願いします」



って言うてくれた


あれから時間合わせては一緒に飯食いながら

色んな思いをお互い誤魔化したりせんと話して

今日は俺の三十代最後の誕生日


Aがプレゼントにくれた酒呑みながら鍋をつっつく



「こんなん悪ないな」



って冷蔵庫にうどん取りに行ったAの背中に声をかける



「何が?」



こっちを振り返る事も無くAが答える



「誕生日やのに冷蔵庫にあった残りもんしか入ってへん鍋」



そう言いながらうどんが煮えるまで待つ間に食う分を器に取っとったら



「在庫一掃セールはお得がいっぱいって相場が決まってるからね」



Aが振り返るとそう言うて笑う



「そやな」



って俺が答えたら


Aは席に戻ってきて鍋にうどんほりこんでまた冷蔵庫に向かう

〜終〜→←30


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作者名:UTA | 作成日時:2021年1月24日 22時

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