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「謝ることなんてあらへん」


その一言が

何でかどうしても言えへん


謝らしとる事が

そう思わせてもうた事が

何も言ってあげられへん事が

俺の不甲斐なさが

Aを追いつめるって

そう思うのに・・・


ギュッっと目をつぶって俯いてまう

そんな情けない俺に


『ちゃちゃちゃん?』

『パパの事お願いね』


Aの優しい声が届く


俺が飯食うてる時には

お気に入りのクッションの上で

ええ子で待ってるちゃちゃが

あぐらかいてる俺の脚に乗ってきた

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作者名:UTA | 作成日時:2020年5月18日 19時

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