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一人きりで家で過ごす日々


いくつもの案を書きなぐっとった白いルーズリーフと


自分らの事でいっぱいいっぱいで

なんとか

何かを

と思いながらも

何一つ力になってやれてへん

若いあいつら向きの企画を書き込んだ

薄く色のついたルーズリーフを


狂ったように

部屋中にぶちまけて

ラグの上に大の字で寝転んでいた


真っ白の天井を見上げとったら

あの時

ライブのステージに立てずに

病院で一人天井見上げて寝ていた事を思い出して


悲しくて

辛くて

寂しくて


自分がどうかなってまいそうや


思わずスマホ手にして電話をかける



「もしもし・・・」



俺の第一声を聞いただけで



『おおくら?どしたぁ?』



って優しい声がして

ビデオ通話に切り替わった


俺はその優しい声に

惹き付けられるように画面をタップした



『ふふふ』

って優しい笑い声がして



『なん泣きそうになってんねんなぁ』



って穏やかな微笑みで話しかけてくれるヤス

8→←6



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作者名:UTA | 作成日時:2020年5月15日 15時

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