誕生日プレゼント 2 (黒) (ページ7)

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えっ？

これって何？

隆平から･･･やんな？

ドアから頭だけ出して

紙袋ガン見して思案しとったけど

ずっとそうしとるわけにもいかんし

とりあえず隆平に連絡とろうと思た瞬間

手の中のスマホが震えた

『荷物家ん中運んどいてくれる？』

隆平からや

なんかよう分からへけど

隆平が置いたんは間違いないみたいやし

言われるまま袋に手をかけた

かさの割には軽い紙袋と

思いのほか重たい紙袋と

底が抜けるんちゃうかって思うほど重い紙袋

三つの紙袋を頑張って部屋ん中に運び入れて

ダイニングテーブルの上に置いた

玄関からここまででも結構運ぶん大変やったで？

隆平は車乗らへんからタクシーつこたんやろ？

真っ赤な顔して汗いっぱいかきながら

えっちらおっちらと運ぶ隆平の姿を想像するだけで

愛おしさが溢れて

思わず笑みがこぼれた

この幸せをちゃんと伝えるために

隆平に連絡入れるためにスマホを見たら

隆平からLINEが来てた

『また後で連絡する』

『1時間はかからんと思う』

『それまでにメモの通りに準備しといて』

って

意味のよお分からん文章読んで

それでもメモを探す