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アラームの音で目が覚める
安定の寝たんか寝てへんのかわからへん
疲れがとれてない感じやけど
無けなしの気力を振り絞って
ベッドから出る
キッチンへ行って
ペットボトルのお茶を電子レンジで温めて立ったまんま飲む
すばるくんがいつも煮出してた漢方のにおいがするお茶より
全然美味しいはずやのに
何でかあんまり味がせえへんし
カウンターの隅に置いてあるクリームは
ポムポムプリンや無くて
可愛くともなんともあらへん
文字だけの定番の容器やし
ソファーに亀さんはおらへんし
壁に寄せたダイニングテーブルにすばるくんのノートパソコンもあらへん
当たり前にあった暮らしが
当たり前やなかったって知って
泣きそうになる
あかんあかん
仕事行かんなん
顔洗ろてお化粧せんと
くっきりはっきりな隈を何とか取り繕って
着替えるんに部屋着を脱いだ時
玄関ドアがカチャリと音をたてる
えっ？何？
怖い
えっ？誰？
クローゼットの前で息をひそめてただ立ち竦むしかできひん
どぉしよ...
リビングのドアが開く音がする
足音はせえへん
どぉしたらええん
頭はぐるぐる回るだけで何の解決策も浮かばへん
それどころか怖すぎて指一本すら動かされへん
寝室のドアが開いた
ギューって目をつぶる
私に出来る防御はたったそれだけ
すばるくん！
すばるくん
すばるくん...
呼んでも無駄やって分かってるけど
声には出えへんけど
心の中で
やっぱりすばるくんを呼ぶ
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すう(プロフ) - 泣きました。私もあのグローブに目が留まったから。そして少し寂しくなったから。五人と一人と一人をあの頃と同じように好きです。 (2020年12月31日 17時) (
レス) id: 0e5565d901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：UTA
| 作成日時：2019年2月14日 0時
