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ゆっくりと顔を離すと握ったまんまやった手を俺の喉に持っていく
そして
小さな小さな声で 護り歌を歌い始める
俺の喉に触れていたAちゃんの指がピクリと反応する
俺はAちゃんの目を真っ直ぐ見て
聴こえてへんくても届くように
優しく
できるだけ優しく歌い続けた
何回繰り返し歌とたやろ
眠ることを拒絶しとったAちゃんやったけど
ゆっくりゆっくり
長い瞬きを繰り返しとったAちゃんの瞼が閉じられて
規則正しい息がきこえてきた
それでも暫くは歌うことを止めれずにいた
廊下が騒がしなってドアを小さくノックする音がしたら
さっきの看護師さんと違う若い人が食事を持って入ってきた
「あっ眠れたんですね」
「一応食事を置いて置きますけど無理に起こしたりせんと寝させてあげてください」
そう言うてサイドテーブルに食事を置いた
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作者名:UTA | 作成日時:2019年11月2日 17時