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俺はその手に体を預けるように頬を擦り寄せてから
自分の手を重ねた
｢...俺...まだまだやわ...｣
｢おとんの言葉がAちゃんを傷つけるもんでしかないって思もた...｣
｢...Aちゃんの耳の事...｣
｢話したりする時にちょっと気ぃつけたらええやん...｣
｢...それくらいにしか考えてへんかった...｣
｢...覚悟なんて...いるとかすら考えた事もあらへんかった...｣
吐き出された自分の声はびっくりするくらいに震えてて
情けないくらいに頼りないもんやった
Aちゃんは片手に持ってたマグカップを置いて
その手を俺の背中に回して抱きしめてくれた
俺は顔をAちゃんの首元にうめて
｢...Aちゃん...｣
｢こんな情けない俺やけど...｣
｢Aちゃんと家族になりたい｣
｢二人で色んな覚悟しながら生きて行きたい｣
そう言うたら
背中に回った手に力が込められて
｢......｣
｢...私も...おっちゃんに言われるまで覚悟なんてできてへんかったで？｣
｢って言うか...｣
｢実は今でも｣
｢覚悟もなんも...｣
｢私はすばるくんと幸せになる予感しかあらへんのやけど？｣
そうくすくす笑いながら言うてくれた
けどそんな言葉と態度とは裏腹に
目にはいっぱい涙溜めとるし
声も可哀想なるくらいに震えとって
そんなAちゃんを見て俺は
大きな事やけど
大したことやあらへん
そぉ思えるよぉに
ちゃんと二人で生きていこう
そう思った
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UTA(プロフ) - めちゃさん» ありがとうございます。コメントすごく嬉しいです。甘いすばるくんに恋してくださいませ。私生活がバタバタした上に体調的にもキツくて更新が滞っていました。脳内ではこの話以外にも妄想炸裂なのでこれからも書いて行きたいと思います。お付き合いくださいね (2019年7月30日 13時) (
レス) id: 916009774d (このIDを非表示/違反報告)
めちゃ(プロフ) - 毎日更新されていた時は毎朝起きてベッドの中で見るのが楽しみでした いつの日からか更新が途絶えて寂しかったですが待っていてよかったです。少し大人しすぎるすばるがむず痒くではありますがとっても穏やかな時間の中のお話でとても好きです。 (2019年7月30日 12時) (レス) id: 4322b64262 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：UTA
| 作成日時：2019年7月18日 19時
